逆流性食道炎を漢方薬で治す
酸性の胃内容物が食道へ逆流すると、その酸が食道粘膜を障害し、胸焼けや様々な不快症状が生じます。食道下端には括約筋があり胃内容の逆流を防止していますが、何らかの原因で胃酸が食道に逆流すると、食道粘膜は強い酸である胃酸にさらされて炎症を起こします。 胃から食道への逆流が繰り返し起こると、食道の粘膜にただれや潰瘍が生じ、胸やけや呑酸などの症状が起こります。これが「逆流性食道炎」です。生活の欧米化やストレス社会により日本で急増し、5人に1人の病気と言われています。
主な症状
・胸やけ、胸の痛み
・げっぷが頻繁に出る
・口の中が酸っぱい、苦い
・食べ物が胸につかえる感じがする
・胃もたれ、胃痛
・食べ物が食べられなくなった
・だるい、気分がさえない
・口臭が強くなった
・寝ているときに、突然胃酸が上がって咳きこむ
漢方では、逆流性食道炎は脾胃の痰飲の気逆と考えます。多すぎる胃液を痰飲
といいそれが逆流していると考えます。漢方では多すぎる痰飲を取り除き逆流を正常な流れにもどすという方法を使います。病院では胃酸を押さえる薬が処方されます。これだけで改善される方もいらっしゃいますが、これだけでは逆流を改善するのが、難しいです。
漢方薬は同じ病気でも、症状体質により異なる処方を使います。お一人お一人の証、体質に合わせてお薬をお作りしております。ご相談ください。
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更新日: 2016/03/29 |