気分が暗いときの漢方薬 (気持ち。精神症状に使う漢方薬)
気持ち・精神症状に漢方薬が効くの?と思われるかもしれません。
でもたくさんあるのです。
漢方で言う「心」シンとは心臓も指しますが精神活動のこともさ
します。心に使う漢方薬には甘麦大そう湯や加味帰脾湯などがあり不眠や
動悸などにも使います。またいらいら感には抑肝散や柴胡加竜骨
牡蛎湯など(これ以外もたくさんあります。)を使います。胃薬
として使われる四逆酸も気帯のくすりで気が滞って起こる精神
症状のくすりです。
このように漢方薬には気持ち。精神症状のお薬がたくさんあり
ます。どの漢方薬を使うかは同じ精神症状でも体質や証によって
使い分けるので漢方専門店で相談してお使いください。
症例 42歳 女性
お悩みごとがあり、そこから体調をくずされ、気分が暗く
落ち込む・動悸・不安・不眠・やる気がおきない・抑うつ感
などの症状からお医者様の抗不安薬の服用が増えていると、
涙顔でお話しいただきました。
気帯と気虚がみられ、証にあった漢方薬をお飲み頂いた所
一週間後には晴れやかな顔ですごく効いて元気がでたとのこと
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更新日: 2017/09/12 |
漢方情報サイト「漢方薬のきぐすり.com」の
「薬局・薬店の先生による健康サポート 」 コーナーにて、 「自律神経失調症 」についての記事を執筆、提供いたしました。 自律神経のバランスが乱れ、様々な心身の不調を 引き起こすについて、わかりやすくご紹介・ 解説しています。 こちらよりご覧いただけます。 よろしければご一読ください。 |
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更新日: 2017/05/10 |
タンポポとおっぱい(母乳)
春ですね。今年も店のわきにタンポポが咲きました。コンクリートの すき間から毎年咲きます。土もほとんどない所から~かわいらしい 黄色の花が~生命力を感じます。 タンポポの根は蒲公英(ほこうえい)といい、乳腺炎の薬として使われます。 おっぱい(母乳)は赤ちゃんの免疫力を高めてくれる最高の栄養。 良いおっぱいを出すにはお母さんの食養生がたいせつです。 甘いものや油もの・ インスタント食品などをさけて野菜を中心に食べると、 ほんのり甘い美味しいおっぱいが出るようになります。 甘いものや揚げ物をたくさん食べると、おっぱいがドロドロしてつまりやすくなり 乳腺炎になりやすくなります。 母乳は血液から作られ、血液は食べ物から作られるため、食養生が大切なのです。 |
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更新日: 2016/04/05 |
逆流性食道炎を漢方薬で治す
酸性の胃内容物が食道へ逆流すると、その酸が食道粘膜を障害し、胸焼けや様々な不快症状が生じます。食道下端には括約筋があり胃内容の逆流を防止していますが、何らかの原因で胃酸が食道に逆流すると、食道粘膜は強い酸である胃酸にさらされて炎症を起こします。 胃から食道への逆流が繰り返し起こると、食道の粘膜にただれや潰瘍が生じ、胸やけや呑酸などの症状が起こります。これが「逆流性食道炎」です。生活の欧米化やストレス社会により日本で急増し、5人に1人の病気と言われています。 主な症状 ・胸やけ、胸の痛み ・げっぷが頻繁に出る ・口の中が酸っぱい、苦い ・食べ物が胸につかえる感じがする ・胃もたれ、胃痛 ・食べ物が食べられなくなった ・だるい、気分がさえない ・口臭が強くなった ・寝ているときに、突然胃酸が上がって咳きこむ 漢方では、逆流性食道炎は脾胃の痰飲の気逆と考えます。多すぎる胃液を痰飲 といいそれが逆流していると考えます。漢方では多すぎる痰飲を取り除き逆流を正常な流れにもどすという方法を使います。病院では胃酸を押さえる薬が処方されます。これだけで改善される方もいらっしゃいますが、これだけでは逆流を改善するのが、難しいです。 漢方薬は同じ病気でも、症状体質により異なる処方を使います。お一人お一人の証、体質に合わせてお薬をお作りしております。ご相談ください。 |
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更新日: 2016/03/29 |
めまいには ①ぐるぐる回る回転性のめまい ②立ち上がったとき、目の前がすっと暗くなるような立ちくらみ ③ふらつき、ゆれているような感じ、ふわっとするような浮動感、頭重感 など様々な症状があります。
めまいの原因にも様々あります。①のぐるぐる回るめまいの代表的なものが、 メニエル氏病です。耳の平衡感覚をつかさどる内耳の障害で起こります。この場合聴力の低下、耳鳴り、耳の閉塞感、吐き気なども伴います。この他にも突発性難聴や脳血栓の前ぶれなども考えられます。②の立ちくらみは低血圧や貧血が考えられます。③にはいろいろな原因が考えられます。高血圧症や眼科の病気や頚椎の変形、更年期や自律神経失調症などです。 漢方薬は原因をなおす、根本治療です。 (症状と体質と証により使う漢方薬が違うので、使う場合は必ず専門薬剤師に ご相談ください。) 以下に代表的な漢方薬をあげます。 ①の方に 沢瀉湯、苓桂朮甘湯、桂枝茯苓丸、柴胡加竜骨牡蠣湯など ②の方に 当帰芍薬散、十全大補湯など ③の方に 釣藤散、加味逍遥散、桂枝加竜骨牡蠣湯など 治験例 32歳 男性 めまい、吐き気、耳のつまり、耳鳴りがありメニエル病と診断された。病院の薬を飲んでも良くならないとご来店されました。漢方薬の煎じ薬で 釣藤散と苓桂朮甘湯を処方しました。一ヵ月位で大きな発作は起こらないようになって来ました。半年ほど続けて良くなり、漢方薬をやめられました。それから10ヶ月ほどして再発。再度来店され、同じ処方の粉の漢方薬を処方。それから3ヶ月ほどで、症状は改善。再発予防に今も漢方薬は続けていらっしゃいます。 |
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更新日: 2016/03/20 |