不安感があり、膣がかゆい女性の症例です。
主訴; 生理の1週間前になると膣が痛み頻尿になり、不安感に襲われる、
それがおよそ月の半分続きます。
そう訴えるHさんは、小声で話す物静かな雰囲気の48歳女性です。
現病歴;1年前に腰が刺すように痛み、その際は病院の抗生剤で腰は治ります。
半年前より、生理一週間前から膣が焼けるように痛み 頻尿になるが、
八味地黄丸にてほぼ改善します。
さかのぼり8年前から鬱治療を受けていたが今は鬱はつらくないそうです。
そこで抗鬱剤をやめ安定剤のみにすると、
不安感が強くなりひどい不眠症になりました。
再び生理前後の頻尿と膣の痛みが始まりますが、
今回は八味地黄丸が効きません。
病院での抑肝散と安定剤も効果がなく、 次に加味逍遥散を処方される と
かえってふらつき、症状が悪化し、谷薬舗へ来店しました。
生理周期は20日、期間は3日。顔色は はりも艶もなくさえません。
H26,.6月13日初診;この方に漢方薬をお出しすると日に日に活力がわき
元気になり、一週間で不安感は消えました。
使用した漢方薬は、芎帰調血飲第一加減・清心蓮子飲・天王補心丹です
そしておよそ1か月後
7月19日には、念願だったお医者様の精神安定剤もやめることができました。
膣のかゆみもほとんどなく、頻尿もだいぶ良くなっています。
生理周期が短いことについては、ご本人は気にしていませんでしたが、
生理周期は28日に、整理期間も6日に正常になったことを付け加えます。
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更新日: 2014/07/25 |