3年ほど前、風邪をひいてから手のひらに水疱ができ始め、家庭にあった軟こうを付けたものの治らず、放っておいたところ、足の裏まで症状が出てきたとか。
その後、皮膚科を受診し、「掌蹠膿疱症」と診断されました。
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両手のひらと足の裏に膿(うみ)を持った水疱がたくさんあり、角質が厚くなって、亀裂やほてりなどがあり、かゆみが強いようです。舌の状態は黄白苔(こけ)が中心部にあります。
そこで皮膚の炎症と膿疱に使用する皮炎湯合黄蓮解毒湯(ひえんとうごうおんれんげどくとう)を煎じて服用。2週間後には落屑(らくせつ)が起こり、膿疱部分も乾燥してきました。
さらに続け、4週間で膿を伴わない水疱だけになりました。
紅(あか)みや乾燥状態はだいぶよくなってきたので、体の熱やはれ、かゆみによいといわれる越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)と十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)を服用。
外用に太乙軟膏(たいつなんこう)を塗ってもらいました。
すると、足は2週間程度でよくなり、靴も楽に履けるように。手の方も乾燥はしているものの、3カ月ほどでほぼ正常になりました。
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