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吹き出物

寺町漢方薬局 (広島県広島市)

意外と、吹き出物で悩んでいる方が多いようです。尋常性痤瘡(にきび)から、吹き出物と称する癤(せつ)や癰(よう)まで吹き出物広い範囲にわたります。漢方薬の場合はその患部状態・経過により薬の使分けをします。またそうしなければ効果は半減してしまいます。

55歳の主婦。小柄・中肉。



5年前から、アトピーがあり、治療をしてきたが、最近皮疹は治まってきたが、かわりに両頬部から口角にかけて、始めはマッチ頭くいの小さい吹き出物がでて、徐々に大きくなり小豆くらいまでになった。抗生物質系の外用薬も使うが、そのうち効果がなくなって、使う薬がなくなり困った。

状態を観察させていただくと、始めは膿疱もあるので、排膿作用の強い清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)の煎じ薬を使うがあまり変化はみえないので、膿を排泄させる働きと皮膚面の強壮作用のある内托散を使用した。これを使うと徐々に、膿が出なくなり、時間とともに小さくなった。3ヶ月の漢方薬の服用で瘢痕を残すまでに改善しました。

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 体力面も考えて、漢方薬を飲まないと効果が半減します。

 

最近、以前はあまりなかった頻回出てくる帯状疱疹のかたがお見えになります。前には一度帯状疱疹になったら2度はないような事が言われていましたが、??

乳幼児時代に感染したウイルスが、神経に入って、それが大人になって、免疫・抵抗力の低下で、疱疹状の皮膚炎を起こします。
軽い場合は、抗ウイルス剤の内服や外用を使うようですが、そのうちそれもあまり効果が出なくなります。結果、身体の免疫力をあげて、ウイルスを抑えなければなりません。

59歳の主婦。長身・痩せ形。

10年以上まえから、更年期障害症状がひどく、不眠、のぼせ、めまいに悩まされる。血圧も高く降圧剤も服用して、多剤の服用が多年にわたっている。さらに3年前から顔を中心に、単純疱疹がよく出き、胸に帯状疱疹を3度ほどできて、疱疹後神経痛にもなったことがあって、疱疹を出ないようにして欲しいといわれる。

そこで、慢性化した免疫力の低下したひとに使う 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)に、皮膚面の代謝を活性化される働きのある黄耆(おうぎ)を加えて煎じ薬にして飲んでいただく。飲み始めてから疱疹は一度口角で出ただけで、その後1年になるが、疱疹は出ていない。
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  たくさんの薬を整理し、少なくした事も効果をあげた理由かと

 

吹き出物に対する漢方薬は、尋常性痤瘡(にきび)との対応とは少し違うようです。

43歳のOLさん

小柄・中肉。5年前アトピーが治ってから、顔に吹き出物ができ始めた。紅く、化膿性、毛孔部に油が出てくる。始めは尋常性痤瘡(にきび)と考えて、清上防風湯(せいじょうぼうふとう)や、十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)、黄連解毒湯の加減などを飲んでいただくが、どれも効果が半分ほどで、思ったほど効かない。何度かの問診をしている内に、どうも疲れと体力の低下が皮膚状態と連動している事がわかった。

そこで、補気・補血作用のある漢方薬を含み、托膿作用もある、内托散を煎じ薬で、飲んでいただき、漢方軟膏も使いながら、1ヶ月ほど続けると、患部が乾燥・落屑して、肝斑状になって治ってしまった。その後は荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)を用いて、体質改善をはかり吹き出物の再発防止をした。

書物を読んでみると、矢数道明著の漢方処方解説には、内托散を、化膿性中耳炎に使い、卓効を上げた症例が載っています。体力の低下した状態の化膿性疾患によく効くようです。

 

認知症の問題が、最近多く取り上げられ、またかなり高年齢者が増えたきためか、実際にも多く見られます。病名がついて、治療もしている方以外に、病状が軽いのか、単なる記憶忘れなのかわからず、家族は治療してほしいが、本人にその気がなく治療をしようとしないケースも多いようです。

86歳の男性。

普段の会話は反応は遅いが、特段異常はない。時間が経つとその記憶があいまいになり、話がかみあわないなって、怒りだしたりする事がある。食欲、眠りが浅く毎晩2・3回途中覚醒があり、胃腸は弱く便がいつも柔らかく、下痢しやすい。また夜間尿が多い。気管支が弱く、すぐ風邪をひいて咳が長く残る事が多い。

胃腸と精神的に弱い感じから、心脾両虚ととらえて。神経を安んじて、胃腸の機能をはかる帰脾湯(きひとう)を煎じ薬にて、飲んでいただく、また出来るだけ外出して、頭に刺激を与えるようにした。


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すると、徐々にまず風邪をひかなくなって、元気になるとともに、日常の行動が積極てきになり、新しい習い事も始め、家族から認知ようの状態が見られなくなったといわれる。

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  本格的な認知症になる前に、漢方薬の使用も良いのかもしれません。

 

酒皶様皮膚炎、以前は酒皶(しゅさ)といったり、酒皶鼻(しゅさび)といったりしていて、以前は飲酒によるものが多いが、近年では、外用ステロイドの副作用や、ある種のかぶれにより毛細血管拡張がおこり、皮脂分泌がさかんになって、毛孔部が膨れて丘疹や膿疱を作るようになります。それが拡大・癒合して、紅鬼状の顔色になる。

酒皶様皮膚炎の原因や、顔の皮膚の状態によって、漢方薬を使い分けます。

ステロイド酒皶の場合は、補腎薬の六味地黄丸(ろくみじおうがん)を基本に、清熱薬の黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、アルコール性の場合は、葛根紅花湯(かっこんこうかとう)を、顔に毛細管の拡張が顕著な場合は、桂枝茯苓丸加ヨクイニン、通導散(つうどうさん)などが使われます。

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45歳の主婦。3年前に化粧かぶれから顔にステロイドの軟膏をぬってきた、次第に顔の赤味がひどくなり、強いランクのものを使うようになった。それでも効果がだんだんなくなってきたので、ぬるのを止めた所、紅い吹き出物がでて困窮した。

患部は眼瞼から両頬に丘疹と毛細血管の拡張がみられ、顔のほてりが強く熱感もある。顔全体が浮腫んでいる。そこで、ステロイドの長期使用によるステロイド酒皶とみて、補腎薬の六味地黄丸に、顔面のほてりをとる黄連解毒湯を勧めた。

3ヶ月の服用で頬部のほてり、熱感、紅班はいずれも軽く、薄くなった。次に、毛細血管に対応する桂枝茯苓丸加ヨクイニンを加えたところ、両頬の毛細血管の拡張も徐々に目立たなくなり、約3ヶ月で薬を止めた。

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