ここ2、3日でずいぶんと暖かくなり、桜が見ごろを迎えつつあります。
日本で花と言えば桜、桜と言えば春の象徴としてなじみが深く、春の訪れを知らせる役割を果たしています。
この季節、桜を用いたお菓子や料理、雑貨や小物、音楽などでも春を感じことができます。
桜は花だけでなく、樹皮を用いた雑貨もよくみかけます。
実はこの『桜の皮』も昔から知られている立派な薬なのです。
生薬名を桜皮(オウヒ)と言い、江戸時代には民間療法として皮膚病、解熱、咳止めなどとして用いられていたそうです。
現在でもエキスが鎮咳去痰薬として、また漢方では解毒や排膿の目的で十味敗毒湯と言う処方に配合されています。
桜は、昔も今も私達の生活になじみの深い存在なんですね。
桜
栃本天海堂薬局 福島店 (大阪市福島区)
ツイート |
更新日: 2011/04/07 |