今回は「鹿茸(ろくじょう)」です
この生薬は鹿の幼角(まだ固くなっていない角)であり、牛黄と同じく高価な薬です。
このお薬の働きとして強壮(身体を強くし、免疫力を高めたり疲労回復を促進する)・強精(生殖機能を高める)作用があります。
漢方的にはこの生薬は腎を強くすることに重点を置いています。腎は生命力の元であり、これが弱っていると免疫力の低下・生殖機能の減退・老化現象などが現れます。
つまり身体を元気にする働きがあり、虚弱体質の方や風邪などの発熱で免疫力が落ちて長引いていたり、なかなか疲れが取れないなどの症状に強くお勧めします。
...続きはまた次回に。
白鵬丹のお話(その3)
栃本天海堂薬局 福島店 (大阪市福島区)
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更新日: 2011/05/02 |