今年は例年よりも開花が早く、散り始めているところもある桜。
縦に長い国土を持つ日本、『もう散っちゃったよ』、『今週末がちょうど見頃だよ』、『まだ咲いてないよ』などなどあると思います。
桜と言えば春の象徴としてなじみが深い植物です。
また、桜を用いたお菓子や料理、雑貨や小物、桜を題材にした音楽などでも春を感じることができます。
昔は梅や桃が春の象徴で、その役割を果たしていたとのこと。
桜は花だけでなく、樹皮を用いた雑貨などもよく見掛けます。
実はこの『桜の皮』も昔から知られている立派なお薬なのです。
生薬名を桜皮(オウヒ)と言い、江戸時代には民間療法として皮膚病、解熱、咳止めなどとして用いられていたそうです。
現在でもエキスが鎮咳去痰薬として、また漢方では解毒や排膿の目的で十味敗毒湯と言う処方に配合されています。
桜は、昔も今も私達の生活になじみの深い存在なんですね。
さくら
栃本天海堂薬局 福島店 (大阪市福島区)
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更新日: 2013/04/03 |