残暑お見舞い申し上げます
立秋を過ぎ、そろそろ夏の暑さ疲れが出てくる頃ですね。
今夏の暑さは特別で、日々「熱中症」への注意喚起がなされていますが
、「室内で水分補給しつつ穏やかに過ごしている」のに熱中症になる場合があることをご存知ですか?この時期のように体に疲れがたまった状態の時は熱中症になりやすく、また疲れを感じていない方も暑さに慣れて気温や湿度に鈍感になっているため、暑い日の屋外はもちろん、室内の活動にも工夫が必要です。
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熱中症とは、高温多湿な環境下で体温調節機能が失調した結果生じる様々な症状です。初期症状の「めまい」「顔のほてり」「こむら返り」「手足のしびれ」などは熱中症と気づかない場合があります。しかし「顔のほてり」は熱が体内にこもった状態であり、その熱を発散するための血管拡張が血圧を下げ脳の血液循環を悪化させ「めまい」が起こるのです。また、発汗時に電解質も体外に出ますが、水分のみの補給により血液中の塩分濃度が下がり筋肉が収縮すると「こむら返り」や「手足のしびれ」が起こります。
炎天下にに比べて室内では油断しがちですが、洗面所や台所や戸建ての上階は熱や湿気がこもりやすいものです。また発汗以外にも皮膚や呼気から900mLもの水分が失われるのです。特に体内水分量の少ない高齢者の方は体に徐々に負荷がかかっている場合がありますので、室内で過ごす時も下記の事柄に気をつけてお過ごしくいただくとよいと思います。
1.利尿作用の少ないほうじ茶・麦茶・水などでのこまめな水分補給に加え、電解質を含むスポーツドリンクまたは0.1-0.2%食塩水を適宜追加することで水分と塩分の補給を行う
2.睡眠環境を整え、質の良い睡眠をとる
3.室内の気温と湿度に気を配り、エアコンを利用するなどして室内を適度に涼しくする
4.下着は吸水性と速乾性を重視し、綿や麻など通気性の良い服を着る
それでも体力がなくて少し心配という方は、前回ご紹介した「麦味参顆粒」が疲れた体を助けるのでおすすめです。
夏を元気に楽しく過ごしましょう♪