免疫力を高くする方法についてお話ししています。今回は、腸内環境を良くすることが免疫力を高くすることにつながるというお話と、瓊玉膏との関わりについて、ご紹介したいと思います。
免疫という体の仕組みによって病気にかからないようになるということは、今までお話した通りです。この免疫は、体内の免疫細胞によって行われているのですが、実は免疫細胞の7割は腸管(小腸)にあるのです。つまり、体の中で最大の免疫を担っているのは、なんと腸管なのです。この免疫のことをとくに、腸管免疫といったりもします。
さてこの腸管免疫は、腸内の環境が悪いとうまく働きません。善玉菌と悪玉菌、日和見菌のバランスが良い、整えられた腸内環境だと、しっかり働くようになります。
瓊玉膏には、『瓊玉膏とアンチエイジング⑤』でご紹介したように、善玉菌を増やす働きがあります。この作用によって、腸内細菌のバランスが良くなり、腸内環境が整えられるので、結果として免疫力が高くなるのです。
腸内環境を良くすることによって、免疫力が高くなる。このことは、漢方における肺と大腸の間には密接な関係がある、ということとつながります。次回は、漢方における肺と大腸について、お話ししてみたいと思います。
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更新日: 2017/04/24 |