師走も終わりが近付こうとしています。
新年に向け、2018年の総決算という時期でしょうか。
個人的には、今年も病気や生きることについて色々と考えさせられる年でした。
漢方は言うまでもなく、病気に対する治療法の一つです。
気候の変化、日常生活の悪習慣、ストレス、過労など。
これらは引き金の一つではありますが、原因でしょうか。
原因→(引き金)→症状。
漢方では食べられるようにすること、身体を温めること、
過剰な熱を冷ますことができますが、これらは実は対症療法です。
原因が深刻であれば、薬をやめれば、症状は再び起こります。
そして、残念ながら引き金にアプローチすることはできません。
ただし、漢方の本領が発揮されるのは、原因に対する効力です。
原因とは、肉体そのものです。
筋肉や臓器を維持している陰分(水分、栄養物質)を動かす。
血管を広げて血流を良くするのとは違い、
細胞間を通して、陰分(水分、栄養物質)の分配を正常化させるのです。
漢方とは、胃腸、寒熱、そして陰分の滞りを改善させることによって
体全体の調子を調える、東洋の人々が培ってきた叡智です。
身体を通じてさまざまな気付きに出会えますように。
どうぞ良い年をお過ごしください♪
来年もよろしくお願い致します
***漢方は東洋の叡智***
和漢薬舗 東洋堂 稲垣薬局 (東京都武蔵野市)
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更新日: 2018/12/28 |