今回は「気」との関係です。
漢方では湿=甘味過多(脂肪分・炭水化物・糖の多い食事)という捉え方があります。
湿が溜まる⇒太る=湿熱という考えです。
原因として、食べ過ぎが主で、それは脾と胃の機能亢進で起こります。
そして「脾胃」を攻撃して弱めるのが「肝」です。これを「肝脾不和」といい、食べ過ぎの原因も作ります。
どういう時に「肝脾不和」が起こるかというと、女性の場合は肝のバランスが崩れる月経前が多いです。
肝はストレス・イライラの影響を受けやすいので、ストレスやイライラを感じたときにも起こりやすくなります。
そこで、ダイエットには「肝」のイライラをコントロールが大切になります。
肝の失調=気の失調となりますので、「疏肝理気薬(そかんりきやく)」を上手に使いながら、食欲をコントロールする事も必要です。
今回までの①~③を踏まえて、その方に合ったダイエットの漢方をご提案いたします。