□ 桑椹(そうじん)桑椹子はくわの実の処方用語でクワ科カラグワの成熟した集合果です。
性味:甘、寒
帰経:心、肺、腎
効能、応用
・滋陰補血、生発烏髪・・・陰血不足のめまい、不眠、目がかすむ、耳鳴、早期白髪など単味で、あるいは熟地黄、媜子、早蓮草、何首烏等と用いる。
・生津・・・傷津による口渇あるいは消渇に。
・潤腸通便・・・腸燥便秘に。
□ 桑枝はクワ科カラグワの若い枝です。
性味:苦、平
帰経:肝
効能、応用
・袪風湿、通経絡・利関節・・・風湿痺の関節痛、四肢のひきつり、運動障害などの症候に防巳、威霊仙、絡石藤、独活、姜活などと用いる。
処方例・・・桑枝湯、桑絡湯など。(中薬学参照)
・行水退腫・・・浮腫、脚気に単味で水煎服用する。
□桑の葉
応用:熟をさまし、乾いた咳を止め、口渇を治すといわれ、軽い感冒、咳嗽、頭痛、糖尿などの口の渇き、目の充血の改善の為の民間生薬茶として飲まれています。
桑の葉使用のシフォンケーキ、アイスクリーム、ソフトクリーム、クッキー、煎べいなどスイーツの材料にも広く使われています。
用水路に水が飛沫を上げて流れシランが活きいきです。