• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 交通アクセス
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • 相談方法

国内に1千万人を超える患者がいる割に、あまり知られていない
「慢性腎臓病(CKD)」。
近年、CKDが進行して透析療法を受ける人が増加していること、腎機能の低下が
脳卒中、心筋梗塞など心血管病の発症・進行を増加させることが明らかになり、
もっとも注意すべき病気という認識が高まっています。

腎臓は、内部の糸球体で血液中の老廃物を濾過し、尿をつくります。さらに赤血球の生成を促すホルモンをつくったり、血圧を一定に保ったりする役割もあります。
末期の腎不全になると、「透析」を生涯続けるか腎移植をするしかありません。
腎臓は機能がかなり低下しなければ疲れやむくみなどの自覚症状が現れないため、
気付いた時には手遅れということも少なくないといいます。
CKDは腎機能の低下が続く状態を指します。
しかし、初期に適切な治療をすれば、透析を避けられるか、透析導入を遅らせることができるのです。
CKDの主な原因は生活習慣病です。透析患者になる原因は、1990年代までは慢性糸球体腎炎が最も多かったのですが、治療法の確立で年々減り、
代わりに糖尿病性腎症がトップになりました。
血中に糖があふれて糸球体が傷む病気で、全体の4割強を占めます。
3番目に多い腎硬化症は高血圧や加齢が引き金になります。
CKDの重症度は、尿中のたんぱく量と、糸球体の機能を示す「GFR」の
二つでわかります。尿たんぱくは尿検査でわかり、GFRは血液中の
クレアチニンの値から算出できます。

腎臓をいたわる方法
① 風邪をひかない
⇒身体に侵入した病原体を迎え撃つ免疫の働き
が、間違って自分の腎臓を攻撃することで、風邪の
後に腎機能が以前より低下するケースがある
② たんぱく質を摂りすぎない
⇒老廃物が腎臓に負担をかける
③ タバコを吸わない
④ 塩分を控える
⑤ 酒を飲みすぎない
⑥ 疲れを溜めない⇒過労は腎機能を下げる

大寒の時期、ならではの寒さに見舞われておりますが
室内で注意いただきたいのがヒートショックと呼ばれるものです。
ヒートショックは、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、急激な温度の変化により
血圧が上下に大きく変動することなどが原因で起こります。
気温が下がる冬場に多く見られ、失神や不整脈のほか、死に至ることもあります。
特に高齢者はご注意ください。

冬のお風呂は危険がいっぱい
◆入浴中の事故死は冬に多く、11月から4月の冬季を中心に年間の約80%が発生しています。
◆高齢者の浴槽内での死亡者数は4,900人で、不慮の溺死事故の71%を占めています。
◆入浴中に心疾患等の病気が原因で急死する場合もあることから、入浴中の事故は更に多いと推定されています。
◆浴槽内での溺死者は、年代が上がるにつれて増加しており、特に75歳以上の後期高齢者が増えています。

予防のポイント 
1 入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう
・温度の急激な変化を避けるため、入浴前には浴室や脱衣所を暖めましょう。
・湯を浴槽に入れる時に、シャワーから給湯すると、シャワーの蒸気で浴室の温度が上がります。
・沸かし湯の場合は、浴槽の湯が沸いたところで、十分にかき混ぜて蒸気を立て、蓋を外しておくと良いでしょう。

2 お風呂の温度は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にしましょう
・湯はあまり熱くせず、10分までを目安に上がるようにしましょう。
・半身浴でも長時間入浴すれば体温が上昇する可能性があるので気をつけましょう。

3 浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう
・浴槽で倒れて溺れる可能性がありますので、浴槽から出る時は、手すりや浴槽のへりを使ってゆっくり立ち上がりましょう。

4 食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避けましょう
・食後は、血圧が下がり過ぎる食後低血圧によって意識を失う恐れがあるので、食後すぐの入浴は避けましょう。
・飲酒後、アルコールが抜けるまでは入浴しないようにしましょう。
・体調の悪い時や、睡眠薬等の服用後の入浴は避けましょう。

5 入浴の前に同居者に一声掛けて、意識してもらいましょう
・入浴時の死亡事故を防ぐには、早期発見が重要です。
・同居者に一声掛けてから入浴するようにしましょう。
・同居者は、高齢者の入浴開始の時間を覚えておき、「時間が長い」、「音が全くしない」、「突然大きな音がした」など、何か異常を感じたら、ためらわずに声を掛けるようにしましょう。

冬は、乾燥対策として肌に保湿クリームを塗ったり、
マスクをして、鼻やのどを乾燥から防いだりする方は多いと思われます。
しかし、乾燥対策は家の内側や体の内側にまで目を向ける必要があります。
というのも、脳梗塞・心筋梗塞が冬に起きやすいのは、
寒さで血管が縮むことだけではなく、乾燥により体内の水分が減って
血液がドロドロになることも、原因のひとつだと考えられているためです。
現代の住居が、ひと昔前の一般的な住居よりも乾燥しやすい理由としては、
暖房器具の普及、気密性の向上、広々としたリビング・ダイニングの増加
(水分を適度に出し入れする壁やふすまなどの仕切りが少ない)、
畳の減少(天然イグサには水分を適度に出し入れする働きがある)
などが挙げられます。
水分は皮膚や粘膜、吐いた息から自然に失われますが、空気が乾燥して多くの
水分が失われると、血管内の水分も減少します。
そうなると血液中に含まれる成分の割合が高くなるため、血液はドロドロとした濃い状態になってうまく流れなくなり、脳梗塞・心筋梗塞が起きやすくなります。
室内の乾燥を防ぐには、まずは湿度計を設置して、現状を把握する必要があります。
湿度50~60%前後を保てるように、状況に応じて以下の対策を実践しましょう。

湿度 50~60%前後を保つための、室内の乾燥対策
●湿度を高める
加湿器を使うほかに、洗濯物を部屋に干す、室内で植物を育てる、
石油ストーブの上に水を入れたやかんをのせるといった方法でも、
湿度を高められます。
●水分補給をする
体の冷えを防ぐため、常温の水か、沸かしたお湯を冷ました白湯がお勧めです。
利尿作用のあるコーヒーや緑茶は、飲みすぎないように注意が必要です。
●鼻呼吸を心がける
口より鼻から息を吐くほうが、失われる水分量が少なくなります。また、鼻で息を吸う
と空気は加湿されて体内に取り込まれるため、意識して鼻呼吸をするようにします。
●厚着をする
肌の露出が減ると、皮膚や粘膜から失われる水分量を減らすことができます。
暖房器具をきかせすぎるのを避けられるため、室内の乾燥防止にもつながります。

乾燥する季節には、風邪やインフルエンザも流行します。
鼻や喉の粘膜には直径1000分の1ミリの毛(線毛)が隙間なく生えており、
1秒間に15~17回程度の速さで休みなく動くことで、
吸い込んだウイルスを体外へ排出しています。
乾燥は粘液の水分不足を招いて線毛の動きを弱めるため
ウイルスの排出作用が低下します。
排出作用が低下すると、ウイルスは鼻や喉、気管の線毛細胞に感染して増殖しながら、
細胞を破壊して外へ飛び出し、近くの細胞に感染します。線毛細胞が破壊されると
線毛が抜け落ちて、まるで毛の抜けたじゅうたんのようになり、
肺炎球菌などにも感染しやすくなってしまうのです。
線毛の正常な働きを保つためにも、こまめな水分補給を心がけることが大切です。

高齢者に多い肺炎のうち、特に注意すべきなのが、
細菌が唾液や食べ物と一緒に肺に流れ込んで生じる「誤嚥性肺炎」です。
飲食物や唾液をのみ込む際は、
気管に間違って飲食物などが入らないよう、ふたが閉まる仕組みになっています。
誤って入っても、せきなどで気管の外に押し出されますが、
こうした働きは年とともに衰えてきます。
また、いったん胃に入った食べ物や胃液が気管に逆流し、その中に含まれる細菌が
肺に達してしまうケースもあります。
食後の3時間はなるべく横にならないようにすることが予防のポイントです。

唾液中には細菌類の増殖を抑える成分が含まれていますが、
この成分は年を取ると減少してしまいます。
口の中には約400種類の細菌類がいるとされ、
健康な人の口の中に普通にいる菌が誤嚥性肺炎の原因になると言われています。
特に入院したり、寝たきり状態になったりなどで歯磨きが不十分になると、
歯と歯茎の間などに細菌の塊である歯垢ができやすくなり、
口の中の衛生状態が悪化します。
こうなると嚥下障害とあわさって細菌が肺に入ってしまうのです。
抗生物質が効きにくい耐性菌が出てきて治療が難しくなるケースもあります。
誤嚥性肺炎を防ぐ上で重要なのが、口の中を清潔に保つケアです。
国内の高齢者福祉施設の入居者を対象に、
口腔ケアの有無と肺炎の発症率を2年間追跡したところ、
ケアによって発症率を約半分に減らせたとの報告もあります。
「歯みがき」は大切です。

喉仏あたりを人さし指と中指で優しく触れ、
30秒間に何回、唾液をごっくんとのみ込めるかを調べます。
3回以下だと誤嚥する可能性が高いため、
耳鼻咽喉科か詳しい歯科医などに相談して詳しく調べてもらうことが推奨されます。

最近になって、便秘は命に関わることもある病気だということが
明らかになってきました。
便秘によって心臓の病気や脳血管の病気のリスクが高まることがわかっています。
4日に1回以下しか排便しない人は、1日1回以上排便する人に比べて、
狭心症・心筋梗塞で死亡する危険性が1.45倍、脳卒中で死亡する危険性が
2.19倍になります。
また、便秘によって寿命が短くなる可能性があることを明らかにした
海外の研究もあります。
20歳以上の約4000人を対象に、便秘のある人とない人の生存率を
15年間にわたって調べたデータです。
調査開始から10年の時点で、便秘のある人では
生存率が12%以上の差が出ることが分かりました。
「便秘は体質だから...」とあきらめずに治療することが大切です。


Copyright© KOUJIDOU PHARMACY. All Rights Reserved.