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まずは十分な水分補給が大切ですが、その時気がかりな事は、どうしても冷たい水分を摂取することによる“胃腸の冷え”が問題になります。
お腹(へその少し下部)には「太陽神経叢(たいようしんけいそう)」という大切な神経回路があります。
この「太陽神経叢」は 第二の脳 とも言われ自律神経にも影響をおよぼします。
お腹を冷やすと胃腸の機能低下(食欲不振、下痢など)はもちろんこと、のどの渇きの感受性鈍化をきたすことがあります。高齢者に多いのですが、ついつい水分摂取を怠り熱中症を誘発することにつながります。
(夏の冷えによりお腹をこわすことが多いので、私ら子供のころは必ず 腹巻 をさせられました。)
この時期の冷えによる胃腸機能低下には、お腹を温める 人参湯 や五苓散 が代表的な漢方処方です。
あなたのタイプにあった漢方薬をご提案しますのでご相談くださいませ。

夏の水分補給にはスイカがおすすめ!
スイカには“シトルリン”という筋肉に活力を与えるアミノ酸が入っています。
ただカリウムが多く含まれており、ナトリウム(塩分)を追い出すことがあるのでスイカの表面には軽く塩をつけて食べることをおすすめします。

〇オクラ
ネバネバ成分は主にペクチン等の食物繊維が含まれています。
ペクチンには整腸作用があり、便秘や下痢を予防するといわれています。
免疫力アップにもつながるβカロテンが、レタスの2.2倍以上も含まれています。
カルシウムも豊富で、平均的にカルシウム不足をきたしている方には好適な野菜と
いえます。

〇パプリカ(赤ピーマン)
緑ピーマンより肉厚で苦みが少なく甘味もあり食べやすい食材です。
βカロテンやビタミンC、血行促進のビタミンEも緑ピーマンに比べ、2倍以上含まれて
います。
毛細血管を丈夫にすると言われるビタミンPも入っています。

〇イワシ鰯
必須脂肪酸(DHA・EPA)が含まれており、血液サラサラや中性脂肪の低下、脳の
活性化をサポートすることが期待できます。
カルシウムの吸収を助けるビタミンD、赤血球を作るに必要な鉄分、免疫力アップにも
つながるセレンも豊富に含んでいます。

〇さくらんぼ
ビタミンB₁・B₂、ビタミンC、βカロテン等がバランスよく入っており、皮膚粘膜を丈夫に
し、美肌効果が期待できます。
主成分はブドウ糖で、ビタミンB₁・B₂、ビタミンC、クエン酸の働きが加わり、エネルギー
代謝が高まるので疲労回復の効果も期待できます。
ポリフェノールの一種であるアントシアニンが疲れた目を癒してくれます。

〇初ガツオ
“目には青葉、山ホトトギス、初ガツオ”
有名な俳句にも登場する縁起のいい食材です。
(江戸時代は一本20万~30万円で流通!)
カツオは優れたタンパク源であると共に、血合い肉に含まれるビタミンB12は
魚類トップクラスです。造血作用があるとされ、肝機能強化にも有効と言われています。
手軽に利用できるカツオの削り節を普段の食事に取り入れてみても◎

〇グリーンピース
発芽途上を収穫するのでたんぱく質が豊富。
疲労回復に良いビタミンB1が豊富に含まれ、貧血、冷え性、便秘、肌荒れなどに
効果が期待できます。
食物繊維が特に豊富で野菜類の中でもトップクラスです。

〇レタス
ビタミンC、ビタミンE、免疫力にもかかわるβ-カロテン、亜鉛、鉄分、食物繊維を
含んでいます。
レタスの茎を切ると出てくる白い液体はラクチュコピクリンと呼ばれる苦味成分の
ひとつで、催眠・鎮静作用があると言われています。

〇イチゴ
すでにハウス栽培が出回っていますが、本来は5月が旬のフルーツです。
10粒で1日に必要なビタミンCがとれると言われています。
目に良いとされるアントシアニンが含まれ、スマホ・パソコンで目を酷使する方に
おすすめ!

・さわら(鰆)
必須脂肪酸(DHA・EPA)が含まれており、血液サラサラや中性脂肪の低下、
脳の活性化をサポートすることが期待できます。

・しらす
カルシウムが豊富!さらにカルシウムの吸収をサポートするビタミンDも含まれて
います。(生のしらす100gの中にカルシウム210mg)
塩分を含んでいますので食べすぎには注意しましょう。

・さやえんどう
必須アミノ酸であるリジンが含まれており、成長発育促進作用、食欲増進効果が
期待されます。妊娠・授乳期、老齢者、病中・病後の栄養補給のサポートに。

・マンゴー
抗酸化作用(生活習慣病予防、エイジングケア)のあるポリフェノールをはじめ、
ビタミンエースと呼ばれる(A・C・E)3種のビタミンが含まれ、皮膚・粘膜上皮の
正常維持、動脈硬化の予防が期待できます。
造血ビタミンとも呼ばれる葉酸も豊富です。

・アスパラガス
アミノ酸であるアスパラギン酸が含まれ、新陳代謝を促進し、疲労回復に効果が
見込まれます。
アスパラガスの穂先には、ビタミンCとともに毛細血管を強くし、血圧を下げる作用が
報告されているルチンも含まれています。

3月が旬の食べ物は、ビタミン・ミネラルが豊富です。
寒い冬の間に弱った体の調子を整えてくれる食材が沢山あります。
3月は寒暖差が激しく気圧の変化も大きいので体調管理が大切です。

〇新玉ねぎ
辛味と香りは硫化アリルによるものです。
これには消化液の分泌を助けて食欲を増進する作用をはじめ、新陳代謝・神経の
鎮静化に必要なビタミンB1の吸収と活性化を促す作用があります。
またケルセチンが含まれており、血液サラサラ、体脂肪を抑え、脂肪肝・脂質代謝の
改善が期待されます。

〇カブ
ビタミンCを含んでおり、特に葉の部分には豊富です。
またビタミンAも含まれ皮膚粘膜や目の粘膜を丈夫にしてくれます。
でんぷん消化酵素のアミラーゼが胃腸機能を整えてくれます。

〇桜鯛
桜鯛(真鯛)に含まれる栄養素タウリンには、コレステロール抑制、心臓・肝臓の機能を
高め、視力の回復やインスリンの分泌を促進させ糖尿病の予防、高血圧の予防に期待
できます。
ナイアシンも含まれており、肌荒れに改善効果が期待できます。

〇キウイ
特に黄色のキウイにはビタミンCはレモンの1.3倍。
血行促進のビタミンEはリンゴの6.3倍。食物繊維はバナナの1.3倍。
キウイ由来のタンパク質分解酵素であるアクチニジンは、肉類を食べた後の胃腸負担
を軽くします。


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