読売新聞ニュースでアルツハイマー病に漢方薬:抑肝散(よくかんさん)
有効と出ていました。

記事によれば症状の原因と考えられる脳の神経細胞死を抑える効果があることが、
大阪大学の遠山教授らの研究でわかったとの事。
もともと有効成分生薬のうち、チョウトウコウは中枢性に脳血流を良くし
脳動脈の攣縮(れんしゅく)を防ぎ、
あわせてセロトニン代謝を調節して抗うつ作用
を有し、
末梢性には血行動態を改善するといわれていましたし、
ようやく科学的に立証される段階に来たかって感じです。

私のところでは以前よりこういった症状の改善に「抑肝散」を基本処方として
個人的状況を考慮して処方を組み立てています。
経験的には「いい感じ」であることが多いですね。
予防にも治療にもいけるのではないかと考えています。

 

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