小さなつまづきがきっかけで、
あるいは、ミスをして周囲に叱責されて、
あるいは、テストで失敗して・・・・・・

何らかの原因で自分に自信がなくなり
劣等感・コンプレックスなどで
自分の存在意義が分からなくなって
自分の心地よい居場所がなくなって・・・。

この時代、そんな人は多いのでは・・。
特に、
几帳面でプライドが高く感受性が強いと
そういう傾向に・・・。

自信回復作戦!をどうするか。

周囲の人は、
「小さな認め」でほめてあげる事です。
その人なりに頑張っている事を認めてほめる事。
そして、その人の話に耳を傾ける事。
言って聞かせるのでなく、「聞く」。
話すことで、頭が活性化して思考力がついて
安定してきます。

では、自分自身の場合はどうするか。
「考えの転換」を図る事です。
例えば、
自分は何をやっても駄目だ! という考えを
うまくいった事もあったじゃないか。あの事を思い出せ。 という風に。

やる気の無さに対しては
「快感を感じるトレーニング」を続けます。
例えば、「今日はいい天気だなあ」「梅の花が咲いた」・・・など。
なんでも良いから、心地よいと思える事を思い浮かべる。
これを続けているうちにやる気が少しずつ出るようになります。

まあ、すぐには無理です。
ボチボチいきましょう。

     

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眠れないツラさに・・・
睡眠導入剤や精神安定剤を
処方してもらっている方は多いでしょう。
ホントにこれらの薬は必要なのか?

例えば、
昼夜逆転している うつや不登校の人の場合、
また、
悩みなどを苦にして夜にいろいろクヨクヨ考えてしまう場合、

もし夢もさほど見ない眠りが数時間確保できて
それがたまたま夜でなくて昼だったとしたら・・・、
基本的に睡眠導入剤は必要ないと思う。

昼夜逆転などはエネルギーが枯渇して疲れきってしまって
夜が眠れないのでなく
眠らないプログラムが働いているだけと考えられないだろうか。
そんな場合は「今は休息が必要」と判断して
思い切ってしっかり休む事だ。

学校や仕事を休んでエネルギーをためる。
この事に専念する。
学校や仕事にしがみついていたらダメ。
そこから離れる不安があるだろうが、
早めに休まないともっと傷が深くなる。

しっかり休息をとり、「三年寝太郎」になることだ。
そしてエネルギーが溜まるのを待つ。
この「待つ」という作業が家族も本人も難しい。
だが、休まないといけない!と自分に言い聞かせる事だ。

もし、
夢ばかり見て睡眠の質が悪い場合、
眠る事への不安が強い場合、
軽症で、決まった時間に起きる必要がある場合
などでは、
睡眠の質を良くして回復を早くする意味でも
不安を軽減する意味でも
時間軸を立て直す意味でも
睡眠導入剤や安定剤は効果的であると思う。

こういう相談の場合、
ハリ治療で交感神経の緊張を解き、リラックス効果を期待し、
また頭のツボ刺激で精神安定やエネルギー回復の補いを期待する。
漢方薬では「気剤」といわれる
いわば、「漢方の精神安定剤」で副作用の心配もほぼなく
気分を良くして心の回復を促し、
さらに必要ならば、心療内科や精神科の受診を勧めて
併用療法している。

しっかり休んでケアすれば必ず良くなる。
月単位、年単位で笑顔が戻っていって
社会復帰していく人の姿は
ホントにうれしいものだ。

本人が来院できないケースでも
家族の人とともに
歩んでいく事も・・・。

必ず、良くなるものなのだ。

   

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いよいよ花粉症がピークになりつつありますが、
くしゃみ・咳で、
ナント、骨折する人が多く出てきています。
それが、年配の方のみならず
若い世代でも・・・。
脊椎や肋骨・・・。
これ・・・長引きます。

何といっても未然に防ぎたいものですが、
気管支拡張剤は
心臓に負担もあるし肩凝りもきつくなりやすい。
アレルギーの薬は
眠気を誘う可能性あるし便秘になりやすい。
ステロイドは
できるだけ避けたい。
病院で薬もらっていっぱい飲んでいるので
これ以上合成薬品を増やしたくない。
そんな思いの人が案外多い。

そこで、漢方となるが、
良く言われる小青竜湯は
麻黄が入っていて年配の方には
心臓に負担になりやすく
おすすめではない。
また、これだけでは
市販薬を試した方は
おわかりだろうが
効いた!と実感できるほどの効果があった人は
そう多くないだろう。
ひとひねり工夫が必要となる。
例えば、小青竜湯が良いと思える人でも
桔梗石膏を併用してもらったり
そのほかの処方を併用してもらったり
ツボにお灸したり・・・。

少しの工夫で効果を引き出す事が出来るのです。

 

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ちょっとでも漢方に興味があれば
肩凝りに効く漢方といえば
葛根湯を思い浮かべるでしょう。
それはそれで効果がある場合があります。

しかし、それだけでは
多くの人に満足してもらえない。

そこで、いろいろ工夫して
桂枝加葛根湯
抑肝散
当帰芍薬散
五苓散
半夏厚朴湯
延年半夏湯
小柴胡湯・・・・・
など候補にあがる。

しかし、それでもうまくいかないケースは多々ある。
ところが、
意外とうまくいく処方の組み合わせを見つけた。
古典をやる先生にはあり得ない処方の組み合わせだろうが
効く!
ぜひ、試してみたいという方はお越しください。

   

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