ある総合病院の医師の勤務表。
内科の医師はそれなりに確保できているけど、
メスを持てる医師が圧倒的に少ない。

医学部を目指した医師の卵たちが
外科系に行きたがらない。

訴訟が多い。
開業できない。
一生、勤務でこき使われる。
肉体的にも精神的にもキツイ。

そんな情報が浸透しているのではないだろうか。
これでは、日本の医療は崩壊する。

確かに、医療技術は、
ロボットやコンピューター、再生技術などで、
今後飛躍的に良くなるだろうけど、
「最後は人力」と思う。
この人を助けてあげたい!
その気持ちが患者さんにも伝わるのではないだろうか。
メスを持てる医師は、その技術で患者さんを救い、
ゆっくり話を聞いて、今のつらさがどこに起因するのか
つきとめようとする医療・・・これも大事。

それぞれの立場で患者さんに向き合う事。
これが あるべき姿ではないかな。

人は人によって救われる。
そういう部分も多いにある。

無機質な医療よりも、
有機的な医療、
人と向き合う医療の実践
これが私に出来る事

これからも、マンツーマン・・・・続けます。


 

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先日の話。

「初めて、こんなにゆっくり話を聞いてもらえました。
それだけで、ホッとします。」

そう言ってくだされました。

そうなんです、どんな疾患であれ、

まず、
一体、何がどうなっているのだろう?
この人の苦しみはどこにあるのだろう?
根っこには何があるのだろう?
どうなりたいと思っておられるのだろう?
そして、私に何を求めているのだろう?
逆に、病院ではなぜうまくいかなかったのだろう?

そんな事を考えながら、
治療のスタートを切ります。
漢方薬で行くのか、鍼灸で行くのか、
カウンセリング的面接を併用するのか

薬局でとしては珍しいかもわかりませんが、
初診料いただいています。

それだけの時間と労力を持って
真摯に向き合うという意思表示と思ってください。

これは、これからもそのつもりでいます。

 

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引っ込み思案で困っている人は多い。
極度の「人見知り」のような人もです。

もしかして病気? と思って病院に行って、
「普通」に精神安定剤をもらっている人もいるのでは?

内気な性格は、
いわば、極度の心配症の場合もあれば
病的なものまで幅は広いと思われます。

決定的な違いは、
内気な人は、同じ人と何回もあっているうちに
だんだん うち解けて来ますが、
社交障害の場合は、何回か会っているうちに
会いたくなくなってきます。
自分が見透かされるのが恐いからです。

とはいえ、
両面性を併せ持つ人と思われる人も少なくないと感じます。
当面は、病院の薬が必要な人もいるでしょう。
漢方薬で何とか代替できる人もいるでしょう。

でも、治療の柱は、
自分の思いや考え、気持ちを素直に表現して
相手に伝える練習をし、それでいいんだ!と、
自分をさらけ出しても大丈夫という自信を深めていく事です。

そのトレーニングのため、治療のために、私がいます。

       

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