人は誰でも大なり小なり悩みのあるものですが、
普段、世間で相談に乗るという事は、
話を聞いて、「あーすればいい、こうすればいい」というアドバイスを与えたり、
「しっかりしなさい」と叱咤激励したり となります。

また、病気かなと思って、病院で症状を伝えても、
短い時間の診察では、充分伝わっていないという思い、
理解してもらえていないという思いで満足できず、
薬だけでは効果は薄いものです。

悩みの深い人には、短い時間では、「わかったふり」になってしまって逆効果の事も。

先日、あるご婦人。
過去にさかのぼって現在に至るまでの経緯と今のストレス、症状を延々と話された。
こちらも、相当の覚悟で時間を取っていたので付き合う事が出来たのですが、
話し終わって、こちらも薬をお出しするのに必要な情報を収集して一段落した時、
「いろいろな所行ったけど、初めて症状を理解してもらえました。」
と言ってくださった。

まず、聞く。
そして、どれほど苦しい思い辛い思いをされているのか
わかろうとする事が何よりも大事だと思うのです

「相談しがいのない人」 にならないよう心していきたいと思います。

         

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中年女性。
話は5年ほど前にさかのぼる。
近くの病院で健康診断でレントゲン検査した結果、小さい影が見つかって大病院を紹介された。
その後、CT、肺のカメラなどするも、よくわからず、あとは生検しか残っていないというが、
経過観察することになった。
確かにCTに映り、右に2つ、左に点みたいのがあるらしい。
何もせずに経過見るのは恐いということで相談にお見えになった。

正体がわからないから何とも対応が難しい。
証に随って漢方薬でも良かったのだけど、
悪性腫瘍や免疫低下による日和見感染の炎症も視野に入れて
免疫活性を図ろうと、機能性食品のスーパーオリマックスを
一回一包、一日一回 服用してもらった。

一カ月後、ナント影が消えている!との事。
それでも念のため3カ月後に検査となったらしい。

3カ月後、前の影は消えているが、新しい影がポツとできているとの事
気持ちの悪い話。
その後、消えたり出来たりを繰り返しながら2年経過。
依然と一つは残っているがあとは消えてる。

それからさらに2年。
今は何もないが、定期検査はかかさない。
スーパーオリマックスも継続してくれています。
悪性のものだったのか何だったのかわからないですが、
何回も検査しての話なので、確実に何かあったのだと思います。
それが消えたのですら、良かった良かった。精神的にも楽になります

   

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漢方薬を処方することは、「お見合い」斡旋みたいなところもあります。
お見合いでは、相手の条件と自分の理想とをすり合わせしようとしますよね。

仲人さん的には「お似合い」と思っても、
いざ、付き合ってみると、「合わない」事もありますよね。

漢方を処方することは「仲人さん」みたいなもの。
しばらく付き合ってもらって、うまくいけば良し、ダメなら次の処方を考えます。
そして、「理想の人」と巡り合うとバッチリです。

そんな事例を。

食生活が乱れて、肥満で、血糖値も良くなく、コレステロールや腎臓の数値も良くないという人。
診て、「これは、典型的な大柴胡湯」と思って、
瘀血に対する処方と組み合わせて服用してもらったところ
体重も落ちず、血液検査の結果も改善しない。

そこで、、ストレスも内在していると考え、気剤に切り替えるもNG。

こうなると、ぼちぼち、こちらの旗色が怪しくなってきた。
そこで、今度は、清熱解毒作用と瘀血に対する処方と利水作用のある処方に切り替えた。

一カ月後、体重は5キロ落ちて、血液検査の結果、HbA1Cを除いてすべて正常になっている。
HbA1Cが反映されるのは2~3カ月後になるので、現在の異常値は仕方ない。
3カ月後の数値が楽しみになってきました。

とまあ、こんなものです。
ですので、簡単にあきらめずに粘り強く服用してみてください。


       

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何か問題行動を持つ人は、自己表現がうまくできないものです
その意味において「しゃべり」にさせることが大切です。
「さらっ」と話題を振ってみて乗ってこなければ撤退ですが、
「乗って」来た場合は「ふんふん」と受けて、できるだけしゃべらせて
会話の主導権を取る事に快感を覚えさせることが肝要です。

また、話しづらい事を本人に伝えないといけない時は、
タイミングをみて事実のみを報告する事です。
ここに、親やサポーターの考えや気持ちを持ち込んではいけません。

そして、どんな些細な事でも本人の事を「見直した!」と思える事が大事です。
親やサポーターは小さな喜びをかみしめるとともに、本人を「見直した」と
思う事で、その気持ちは敏感になっている本人にも伝わります。
誰もが信頼されたり褒められると自信になります。これが大きな力となるのです。

何か決断しないといけないような時、
親やサポーターはついつい「口出し」してしまいがちですが これはNG.
ぎりぎりまで「待つ」のが鉄則。
これから先、様々な判断や決断は本人がしていかないといけないものです。
本人が決断するには、思考力をつけるしかなく、
短絡的な考えではなく思慮深く考えられるように、しゃべらせて頭を活性化していくしかありません。
細かい事は基本的にどうでもよい事です。
本人が社会的に安定した考えができるように導く事です。

続く。

             

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元々、皮膚に湿疹ができて困っていた方。
漢方薬を服用し出してから湿疹は出なくなり、
中止すると また、ポツリポツリと出だすので継続してもらっていた。

ある日、血液検査をすると、
腎臓・前立腺の数値がグレーゾーンになっていて、
「癌も含めて近いうちに精密検査を検討しないと 」という事で相談を受けた。

そこで、血液検査などは継続して観察してもらうことにして、
漢方薬・免疫活性の期待して機能性食品スーパーオリマックス・ガン細胞のアポトーシスを狙って
機能性食品ニンニクレクチオと3つの併用をしてもらった。
3カ月後の血液検査、
ナント、PSA・クレアチニン・BUN すべてが下がって
担当医曰く、もう少し経過観察していきましょう となった。
大喜びで急いで報告してくださったので、詳しい数値は不明ですが、
併用で血液検査もうまくいき元気もモリモリなんだとか。
今後も継続予定です。

         

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