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ガンと免疫・・・欠かせない関連話題であることは周知のことですが、
やっぱり免疫強化が大事!という報告・データを。

リンパ節転移のないI期肺がん患者の5年生存率=胸腔鏡オペの
場合:97%、開胸オペの場合;79%だという。
単純比較できないが、大きく切る手術は免疫力を弱め、
残ったガン細胞の増殖を勢いづける恐れがある。
傷の小さい手術は免疫機能に影響が少ないのではないかという医師のコメントがあります。

いわゆる抗ガン作用や免疫強化作用があるといわれているサプリメントや、
病院で使われている抗ガン剤にしても100%ではないですし、
他の薬(降圧剤や高脂血症の薬など)に比べると
有効率は低いといわざるを得ません。

しかし、その人にとっては劇的に効果が出ることがあるのも事実です。
自分に合うと思う予防・治療そして、
規則正しいストレスで潰れない快適な生活を。。。。。

 

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最新医学を持ってしても原因不明という病気や状態がものすごく
多いことにびっくりします。
日常で治療・相談に当たっていて、大小の専門病院をあちこちと
はしごして結局原因不明って言われた人に結構遭遇します。

そんな中にも、漢方や鍼灸が良く応じる方もいれば、いつのまに
か自然に治ってしまう方もいます。
もちろん、うまく行かない場合もあります。

どんな場合でも、まずは あきらめないこと!
そして、今ある症状がなぜ、どうして起こったかをよく振り返ってみると
見えてくることがあります。
漢方は追い詰めない医学だという先生もおられますが、
私自身の経験としては、今あるのは過去があるからで
過去に遡れることができる環境にある人は
過去に遡って犯人探しをして、
その上で、改善点や今後のあり方を共に考え治療方針を考え提案して山を登る。
という手順がいいように思っています。
痛むから鎮痛剤や注射・・・だとか、
MRIや血液検査してからだとかというのも必要なあるいは有効なこともあるでしょうが、
それだけでない事って多いものです。

漢方薬に逆挽湯(ぎゃくばんとう)ってあります。
少し意味合いは違いますが、
川上から流れてきたものの途中でひっかかって流れなくなったら、
一旦上流に引き戻して再び流すとうまく行くという逆流挽舟という意味からでた処方名ですが、
こんな考えも時に必要かと思います。

 

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病気って簡単に治るものからそうでないものいろいろあります。
これからの季節、水虫に悩まされる人も多いと思いますが、
変り種水虫の一種に「体部白癬」があります。
体たとえば肩や背中にできた水虫と思っていただいたらわかりやすいと思います。
意外と見かけます。
さほど痒く無かったり、背中では自分で気がつかなかったりして
結構なサイズになっていたりします。

ある日、手のひら大に成長した体部白癬の人発見!
これはもう漢方よりも水虫の塗り薬のほうが早いだろうと思って
(何でも漢方じゃなきゃって思いません)
早速1日1回風呂上りに塗ってもらうよう指示しました。
ところが、一ヶ月たっても一向に良くならない。
患者さんの「本当に体部白癬?治るの?」といいたげなまなざしが刺さる。
「継続は力なので我慢して3ヶ月塗ってください」
みたいなことをいって・・・・
2ヵ月経過=少し、色が薄くなって範囲も少し狭くなった気が。。。
3ヶ月経過=かなり良くなったきた。
4ヶ月経過=ほとんど消えた。やりました!粘り勝ちです。
とはいえ、この手の疾患は治ったと思ってから
2ヵ月は薬を塗ってもらわないと再発の可能性大ということを説明して完治!
あきらめず・・・継続は力を証明した症例でした。

 

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Q:「頭の耳の上のほうがピリピリして痛むのです。皮膚科でも麻酔科でもわからない。困ってます。なんでしょう?こちらで何とかなりませんか?

A:「湿疹みたいなのができてますね。虫刺されだとすると刺されたあとがあっても良いのですが、見つかりませんね.
でも自家感作性皮膚炎のように少し散布疹があるようでもありますね。ヘルペスにしては神経支配域に沿って出ている感じでも無いですね。最初は小後頭神経支配の一部にピリピリだけだったので皮膚科の先生も麻酔科を紹介されたんでしょうね。これは難しいですね。」

Q:「内科も行きました。念のため、ヘルペスの薬を処方されました。数日前に非常に疲れる仕事をして肩がこって仕方ないのです。」

A:「とりあえず、肩こりの解消を目的に治療して、ヘルペスのウイルス検査の結果を待ちましょう」

■ 後日、いただいた報告でヘルペスゾスターによる帯状疱疹が判明しました。
病気の初期は診断が難しいものです。
特に、典型的なものはともかく、いろいろな出方をする疾患はことさら難しいものです。
我々も心してかからなければならないし、下手に治療開始して、病気をマスクしてもいけないものです。
記憶に残る症例でした。

 

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かなり状態が良くなってきている うつの方
「病院で、もう治ったんでしょうか?って尋ねたら、
 こんなん一生病院と付きあわなあかんって言われたんですけど、
 治らないものなんですか?」

「いえいえ、病院の先生はそういう意味で言ったのではないと思いますよ。
 うつは治る病気です。ですが、心のリハビリの時期はすごく調子のいいときと
 調子の良くないときと波があるんですよ。
 で、今調子がいいからと言って薬を中止したりすると、せっかくいい感じに
 なってきたのにまた、逆戻りしてしまうといけませんし、その波が来たときに
 うまく乗り切らないといけませんので、自分では完全によくなったと思っても
 通院して定期点検するのが賢明だということです。
 また、病院のお薬を卒業できても定期点検したほうがいいよってことです。
 車の車検みたいな感覚ですね。
 点検して何も無ければ良し、万が一の早期発見 早期修理ですね
 だから、治らないのか とか、一生病院と縁が切れないのかとか
 思う必要は全くありません。ご安心を!」

 

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