2011年11月4日 台北医科大学にて
日本臨床食物機能研究会海外研修会が行われました。

台湾と日本、両国の代替補完医療関係者の情報交換を目的として
台北医科大学の協力で開催されたものです。

産業技術総合研究所の分子複合医薬研究グループ主任研究員 辻 典子 氏より

経口免疫寛容と制御性T細胞、それらを支える腸内環境について発表があった。
どうやら、免疫システムは抗炎症と感染防御の両方が必要でそのバランスをとるために
GALT(消化管免疫組織)が免疫恒常性の任を担っているとのこと。

ちょっと難しいですが、
如何に腸管免疫が大事かという事です。

で、オリジン生化学研究所の前田所長の発表では、
臨床病期Ⅲ期とⅣ期ガン患者36名に対して
オリザロース(スーパーオリマックス)の摂取を含む代替補完医療を実施し5年間、
生存期間の調査を行ったところ、Ⅳ期患者22名中14名生存63.6%と
日本における統計の20.8%を大きく上回った。
との報告でした。

スーパーオリマックスには
今後も期待したいです。


   

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何か変!

食べたものが胃に送られて行きにくい!
落ちていくのがわかる!
のどが詰まってる感じ!
のどに何かできてる?圧迫感あり!


もしかしてガン?
もしかして甲状腺?
病院で調べても何も出てこない。
こういうケースいっぱいあります。
医学的にはではヒステリー球といって、
ストレスなどで自律神経が乱れたときに良く見られます。

漢方では、
のどに炙った肉があるがごとき 
だとか
梅の種がひっかかってるようだ

というように表現されて 
気が詰まってるせいと考えています。
これには気の巡りを良くする漢方や針治療が効を奏します。

 

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腰痛の原因にストレスが関与し
脳が痛みを感じているのだと,
TVで紹介されていました、と複数の方。

そうなんです、実は、
腰痛の原因のうち かなりの割合で
原因がよくわからなかったんです。

ただ、経験的に、
例えば、針治療で
リラックスしていただき
硬くなった筋肉もほぐすと良くなるケースが多いのです。


漢方では、
気のめぐり(精神的アプローチ)
血のめぐり(血流改善)
水のめぐり(余計な水分をとる)
冷えをとる

など、
漢方的病理感で
さまざまな体のひずみにアプローチすることで
解決する腰痛も多いと感じています。


 

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漢方薬と称するものや漢方配合・生薬配合など、
巷には「漢方っぽい」お薬はいっぱいあります。
さぞや消費者にはわかりにくいことでしょう。

漢方薬には、○○湯、○○散、○○丸・・・・
いろいろあります。

同じ名前でも・・・
例えば、五苓散料、五苓散・・・・
これは本来煎じるのでなく「散剤」として服用すべきものが
煎じて服用する場合、「散料」と言います。
病院や薬局薬店では「散料」であっても「散」と命名し、
煎じたエキスを顆粒状にしたものや錠剤にしたものが多く見られます。

明治の大家、浅田宗伯先生はその著書の中に、
五苓散料は五苓散より一等劣るとしています。
やはり、古典に忠実であるのが先人の知恵ではないかと。。。

また、漢方も野菜同様、産地や採取時期によって
品質や価格も違います。
いいものをいい時期に。。。。です。

ここはやはり、専門家に。。。。。

 

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非定型うつとは何かといえば
従来のうつ病と大きく異なる臨床像となっています。
その特徴は、以下の通り

好きな事はできるが、嫌いな事は出来ない
・夕方から調子が悪くなる
・過食傾向になる
・病院の薬はあまり効かない
・突然、感情のコントロールができなくなる
・嫌な事を頼まれたらNOといえる
・周囲の一般的な指導が「いじめ」に思える
・・・・などなど

これは、一般の大人社会ではなかなか理解してもらえない。

「休みになると遊びに行けるのに仕事はできない」だとか
「我慢が足りない」だとか
「弱い人間」だとか
「乗り越えなければいけない壁」だとか

周囲に言われて余計に苦しくなる。
特に周囲に体育会系の人がいれば尚の事。

ではどうすればいいか。

何よりも・・・・
中途半端に消耗しては復活するエネルギー状態を改善するために
とことん休む事。下手に行動しない。
ちょっと回復すると、
仕事したり遊びに出かけては、
またエネルギーを消耗するという繰り返しがダメ!


必要ならば効きにくいとはいえ、薬も飲み
精神的に疲れるような事はせず精神エネルギーを温存し
無論、肉体エネルギーもそこそこ温存し
ゆっくり休憩に徹する事。

カウンセリングもOK
漢方や鍼灸もOK
そうして、例えば骨折してギブスもとれていないのに
走り出すというようなことはせず
充分に精神エネルギーが回復するのを待つのです。
そして
嫌な事でも、前ほど嫌でなく平気でできるようになればOKです。
まずは良き理解者で休養をバックアップしてくれる人を持ちましょう。

 

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