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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

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後鼻漏という症状があります。本来なら鼻腔を通って鼻の孔から出てくる鼻汁が鼻腔の後ろ即ち咽の方に流れ落ち、口から痰のようになって出てくる症状のことです。命に係わる症状ではありませんが不快で仕方がないものです。
この後鼻漏ですが古典に記載を見つけることが出来ず、どのような処方を用いればよいのか良く判りません。鼻に関する漢方薬を色々と試して様子をみますがなかなか効果が得られません。困った。しかし後鼻漏で苦しむ方は目の前にいらっしゃいます。なんとかせねば!!
こういう時は考え方を変え鼻に拘らないで処方をかんがえてみます。
ポイントは
鼻汁=水
普通に流れる鼻水=正しい水の流れ
後ろに流れる鼻水=逆の間違った水の流れ
ということ。
そして漢方では体内の水の流れを制御しているの臓器は「脾」と考えます。ならば「脾」に関する症状に注目して処方を考えます。この後鼻漏に悩むお嬢さんは鼻水が咽に落ちるとゲップのように痰が出てきます。このゲップに注目して処方を決めました。
処方を変えて一週間、それまで何の効果もなかった症状が「脾」に注目して変更した処方だと、少し良いような気がするという感想が得られました。処方・考え方の方向性は間違っていないようです。

ニンニクと空咳

長全堂薬局 (山口県萩市)

漢方では人の臓器・器官にはそれぞれ特徴があるとしています。
例えば肺(呼吸器全体という意味もあります)は乾燥に弱い、脾(上腹部の消化器官)はジメジメした湿気・水分に弱い、といったふうにです。そして肺は乾燥すると発熱しやすくなります。冬空気が乾燥してくると咽が痛くなる風邪をひき易くなるのはこのためです。
本日来店された70代後半のご婦人。最初の訴えは”空咳”です。来店された時から思い出したかのように軽く”コンコン”と咳が出ます。痰は全く絡んでいなさそうな感じです、しかも1~2回咳をすればそれで終わりです。
ゆっくりとお話しをお伺いしていると、2年前から間質性肺炎を患い、未だ完治していない。病院では特に投薬されることなく4か月に一度通院して様子をみるだけだとか。そして時を同じくして耳鳴り・難聴が酷くなっているとも仰っていました。更に健康のためと称して様々なサプリメントを服用していることも判りました。なかには「ニンニク○黄」という身体をとても温めるニンニクを使用したものもあり、人に勧められて数年に渡り摂取しているそうです。
これはいけません。ニンニクを長期にわたり大量に摂取していると身体は徐々に温まり、肺の中も温めます。すると肺は乾燥してしまい「空咳」が出るようになってしまいます。そして咳止め薬の効きが悪いのも特徴です。
この場合直接肺を潤すような方法も良いのですが、「時を同じくして耳鳴り・難聴が酷くなっている」ことから腎を滋養する方が良いようです。腎は腎陰という肉体・臓器の健康を維持するための基礎物質を各肉体・臓器に提供しています。上記の場合はこの腎陰が不足しているために肺の乾燥を防げなくなっており、その腎陰を滋養することで肺を潤し空咳を止めます。うまくゆけば耳鳴り・難聴も改善することが期待できます。
「ニンニク○黄」の摂取を即刻中止するように促したの言うまでもありません。

漢方薬の得意分野に婦人病、女性ならではの体調不良があります。
女性には赤ちゃんを産むという大仕事があります。そのため子宮・卵巣といった生殖器があり、維持・出産のために血液中のホルモンなどが男性とは違います。
また体調不良は一つだけで存在することは少なく複数存在することが多く、解決を難しくしています。更にそれらの不調一つ一つは命にかかわることは少ないのですが、不快で面白くないのです。
そんな不快な症状を挙げてみると
婦人科系では
経困難症、月経痛、PMS(月経前症候群)など
皮膚科系では
荒れ、ニキビ、湿疹、痒み、など
神・神経系では
不眠、イライラ、多夢、抑うつ、不安、など
内科系では
冷え症、むくみ、頭痛、肩こり、動悸、食欲不振、便秘など

があります。

多くはこれらの症状が複数あり、さらにこれらが連動することも珍しくありません。
こういった時に漢方薬はその威力を発揮します。漢方薬は女性の“気”“血”“水”の循環をスムーズにします。一つだけの症状を改善することに特化した効果があるわけではなく、身体全体のバランス、“気”“血”“水”のバランスを保つように効果を発揮するので、無理なく自然なかたちで体調を改善することができ、そして気持が良い。
そのためには長全堂薬局でゆっくりお話をお聞かせください。

山菜の影響

長全堂薬局 (山口県萩市)

今朝の事、カミさんが化粧をしながらため息をついています。どうやら細かい湿疹が顔にできてしまったことが原因のようです。そして私に「昨日のお昼に蕨のナムル食べた?」と聞きます。
我が家では毎月月初めの日曜日にお墓参りに私の母と一緒にお墓参りに行きます。本来は亡父の月命日7日に墓参すべきでしょうが、仕事もありますので月初めに行きます。その帰りお昼ご飯をバイキングを食べにゆきますが、そこの一日一品に蕨のナムルがあったのです。カミさんは食べ、私は食べなかったのです。その結果今朝になって湿疹になって表れたという次第。
春は山菜の美味しい季節です。が、この山菜は大変灰汁の強い食材で良く灰汁抜きををしないといけません。
かつてこんな例がありました。やはり春、おっぱいを飲ませているお母さんが筍を炊いて食べ、その翌朝赤ちゃんの目が目ヤニで一杯になり目が開きませんでした。
かくのごとく春の山菜は注意が必要です。特に花粉症、アトピー性皮膚炎等の慢性の皮膚症状のある方が食べると症状が悪化することがあります。
カミさんの場合、蕨を食べたのは1回だけ。普段から皮膚に異常があるわけではないので何もしないでいたら夕方には湿疹は落ち着いていました。

花祭り・甘茶

長全堂薬局 (山口県萩市)

4月8日は花祭りお釈迦様の誕生日です。正しくは灌仏会(かんぶつえ)と言います。お祭りでは花御堂に安置されたお釈迦様の像に甘茶をかけてお祝いします。この甘茶は長全堂でも扱っているのです。甘茶はアジサイの中間で、日本に自生するアジサイの変種とも言われています。夏の暑い時期に生の葉を摘み取り重ねて一晩放置すると発酵し、それを手で揉んで作ります。
長全堂には日本産と中国産の取り扱いがありますが、両者には見た目・味にも大きな違いがあります。原植物が違うのか作り方に差異があるのか詳細は不明ですが大きな違いがあります。比べると断然日本産の方が味が良い。
 日本産の甘茶は甘さが上品で後味がスッキリしていますが、中国産の甘茶は同じように甘いのですが、同時にエグ味と苦味を感じます。ぎくしゃくしている日中関係は無関係ですが、圧倒的に日本産の甘茶の方が美味しいのです。
 ただ残念ながら日本産のほうが高価!中国産の甘茶は日本産の2/3なのです。この部分には負けます。