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20141114
ポインセチア


今年も残り少なくなりました。インフルエンザの流行が昨年より
3週間早く始まったという厚生労働省ニュースが発表されました。
過去10年間でみても2番目の早さだそうです。
今季はA香港型の感染者が多く「高齢者はワクチンが効きにくい
可能性がある」と専門家は注意を呼びかけています。

以前にもお話しましたが、ワクチンはインフルエンザウィルスを
直接殺すものではありません。
インフルエンザウィルスには、表面上にタンパク質(HAヘマグル
ニチン)があります。このHAたんぱく質を有精卵の中で培養し、
生成されたものがワクチンです。

ワクチンを体に接種するだけでは、ウィルス感染したら病気は発症します。

私たちの体の中では、
ワクチンが体内へ→ 免疫系が働き→異物として認識して抗体を作る。

この抗体がしっかりと出来あがった人は、もしウィルス感染を起こしても
ウィルスを中和してくれます。
しかしワクチン注射をしても、しっかりとウィルス抗体を作れる人は
全体の6~7割。
後の3~4割の人は十分な抗体を作れていないと言われています。
高齢者、免疫力の弱い人は、抗体をしっかり作れないのです。

免疫力が弱いと、抗体を作る力も衰えます。だからワクチンを接種しても、
毎年インフルエンザにかかる人がいるのです。
またワクチン接種後、抗体ができるまで3週間~4週間ぐらいかかります。
流行し始めてから病院へ行って接種してもすぐに抗体はできません。
流行前の早めの接種が有効です。子供は2回目を打たないと効果が低く、
6か月未満の赤ちゃんは接種できないので、家庭内で特に注意が必要です。

●●風邪・インフルエンザの3大養生法●●
①休養・・・ しっかり睡眠をとりましょう。
②保温・保湿・・・ 室温は20~25℃ 湿度60%前後に保ちましょう。
③栄養・・・胃腸にやさしく、消化の良いビタミン・タンパク質の豊富な
       食事をとりましょう。

毎年インフルエンザにかかる人、風邪をひきやすい方は、普段から
自分の免疫力をアップさせることが大切です。

自然免疫を活性化する漢方薬などを服用してマクロファージの異物認識力
を高め、ヘルパーT細胞の活性を高めれば、抗体産生能力も高まります。

ご相談下さい。

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神戸市中央区で漢方薬の相談薬局。
がん、アトピー、子宮内膜症、自己免疫疾患、リウマチなど

食養生も大切にしている
『漢方薬局けんこう屋』にお問い合わせ下さい。

http://www.e-kenkouya.com/リンク
【天寿を生き、心身ともに健やかな人生をあなたに・・・】
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20141114
ポインセチア


すっかり寒くなり、冬の訪れを感じる季節です。
紅葉が美しく、美味しい食べ物もたくさん出てくる頃なので
元気に過ごしたいものですね。
この季節になると、血圧が上がりやすくなってきます。
秋から冬は血管が収縮するので、血圧上昇しやすくなります。

季節的な体調の変化と、加齢とともに毛細血管は減少します。
心臓や脳、腎臓、肝臓などは、酸素の消費量が多い臓器。
毛細血管が張り巡らされていますが、同じ方でも毛細血管の量は、
安静時と運動時は本数が変わってきます。
これは運動時に急に本数が増えるわけではなく、安静時に
使用されなかった毛細血管が多く使用されて血液循環が
よくなるわけです。
私たちの体には、太さ6マイクロメートル(0.006ミリメートル)という
毛細血管が無数に張り巡らされひとつひとつの細胞に栄養を与え、
老廃物を受け取る役割をしています。

毛細血管の数は130億本。
日頃の生活でも、この毛細血管を増やし血管を拡張させるために、

①よく歩く事。
②野菜と魚をしっかり食べる
③ストレスを上手く発散する。


漢方の古代の本、黄帝内経(こうていだいけい)には、

「いつも心が静かに、安らかに血も巡る」

とあります。血液が流れにくくなってきたら、漢方では血の滞りである
「お血(おけつ)」を改善する事を考えます。
有効な生薬も沢山あるのですが、特に丹参(たんじん)という生薬が
血液をきれいにし、老化を防ぐ作用があると言われています。

「人は血管と共に老いる」

日頃からの生活習慣で、毛細血管を増やすことを心がけることは
老化予防につながります。

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神戸市中央区で漢方薬の相談薬局。
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20141017
免疫


台風が上陸し、気候変動の大きい日々が続き、体調を
崩されている方が多いこの頃です。
秋は、気温と気圧の変化によって起こる病気が多い
季節です。夏バテはよく起こりますが、秋バテも注意が
必要です。
特に夏に体を冷やし過ぎた人は、疲労・冷え・だるさ・
肩こりなどの不調を訴えられます。

昔から「古傷が痛むと雨が降る。」などと言われています。
実際、リウマチの方の関節痛が増したり、喘息発作が
起こり易くなったり、頭痛を訴える人が増えるなど、
気候と病は密接に関係しています。

秋や春は、特に気温と気圧の変化の大きい季節。
季節の変わり目に、体はとても大きなストレスを受けています。
この様な気候変動によって起こる病を気象病といいます。

免疫学者の安保 徹先生は、病気と気圧の関係で
「高気圧とは、空気は酸素の多い状態。高
気圧の時は、呼吸数が上がり脈拍が上昇、交感神経が
緊張します。また白血球の中の顆粒球(主に好中球)が
増えます。
低気圧の時は、反対に呼吸数は下がり脈拍も下降し、
副交感神経が緊張し、白血球のリンパ球が増えます。

なぜ、秋に化膿性の炎症が増えるのかを考えると、高気圧による
自律神経支配の白血球の顆粒球(主に好中球)が増え、
活性酸素による組織障害が起こり虫垂炎・歯槽膿漏・中耳炎・
痔疾などが悪化しやすいのです。
 」と興味深い話をされています。

気温の変化と気圧の変化への対応を早めにすることで病を防御
できる可能性があります。
漢方薬による冷えの改善や自律神経の乱れを改善することによって、
重い病気を軽く、軽い病気を発症しないように対応できると思います。
秋バテかなと思ったら、ご相談ください。

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誰もが必要な栄養素

漢方薬局けんこう屋 (兵庫県神戸市中央区)

2014926
稲穂


朝夕は涼しくなり秋らしくなりましたが、日中はまだまだ暑い日もあります。
台風や集中豪雨による被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

今回は、必要な栄養素「油脂」についてお話です。
あぶらには常温で液体のあぶら(油)と固体のあぶら(脂)があり、まとめて
油脂といいます。
油脂は、脂肪酸とグリセリンという分子から出来ています。
この油脂は重要な栄養素。

人の体約60兆個の細胞は、細胞膜によって囲まれその主成分は脂肪酸で
出来ています。
この細胞膜は細胞同士を仕切る壁であり、細胞の働きを脇で支える立役者の
役割をしています。
大切な働きの一つは、細胞を出入りする物質の管理(栄養素・イオン・排泄物)。
もう一つは、ホルモンに似た生理活性物質を作っています。また、脳などは
脂肪分が約60%もあります。
日頃から口にする油は質の良い物でなければいけません。

脂肪酸の中でも魚油(オメガ3系)植物油(オメガ6系)の脂肪酸は、
体内で作ることができないので必須脂肪酸といい、食事から摂取する必要があります。
魚油(オメガ3系)の脂肪酸は、背が青い魚である
アジ・イワシ・サンマ・サバなどに多く含まれるEPA・DHAです。
脳に最も必要な脂肪酸です。また、αリノレン酸のエゴマ油、シソ油、
亜麻仁(アマニ)油などもこのオメガ3系の代表です。


植物油(オメガ6系)の脂肪酸は、リノール酸。
大豆油、菜種油(キャノーラ油)、コーン油など、サラダ油として多く使用されています。
魚油と植物油の脂肪酸は正反対の性質があり、魚油の脂肪酸は
細胞膜を軟らかくし、血管や組織の炎症を鎮めます。
植物油の脂肪酸は、細胞膜を固くし血管や組織の炎症を進めます。

この2つの必須脂肪酸のバランスがとても重要なのですが、現代人は過剰に
植物油の脂肪酸を取り過ぎています。インスタント食品、ハンバーガー、
ポテトチップスなどのスナック菓子、クッキー・ケーキなどの洋菓子、サラダ油を
使用した天ぷらやフライ料理をたくさん食べる人は注意が必要です。

魚油摂取で虚血性心疾患や癌の予防、精神疾患の改善、炎症の抑制など多方面で
好結果が判明しています。

週に2~3回の魚食(ただしEPA・DHAの多い物)による魚油の摂取が好ましい事が
明らかになっています。


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2014811



今年の夏は台風の上陸・接近が多く、高温多湿の夏になりました。
異常な蒸し暑さでバテる人が増えています。高温時は汗をかいて
体温を調節していますが、多湿時はその汗が蒸発しにくいので、
熱が内にこもってしまう方が多いのです。
漢方では暑熱といい、熱中症によるうつ熱のような状態です。
息苦しい、動悸がする、体が熱い、ノドが乾く、頭がくらくらする
などの症状が増えます。

このような時には、動物生薬の牛黄をお薦めしています。
牛黄は、牛の胆嚢にできた結石。
牛黄は、牛の胆嚢や胆管中にまれに発見される結石を乾燥
させたもので、上薬(命を養う薬)に分類されています。
その品質は産地によって異なり、オーストラリア産のものが
最も良質で、北米・南米産のものがこれに次ぎ、インド産は
劣品とされています。
上質の牛黄は、表面が黄褐色あるいは赤褐色で、質はもろく
砕けやすく、味はわずかな苦味のなかに甘味があります。

中国では、古来より子供のあらゆる病気、高熱を発する病気、
けいれん、精神錯乱、健忘(物忘れ)、脳卒中などの脳血管障害の
予防や治療にも用いられてきました。
現代医学によって解明されている薬理作用は、以下のとおりです。

<薬理作用>
強心作用、解熱作用、鎮痙作用、利胆作用、血圧降下作用、
抗炎症作用、抗ウィルス作用

1.還元力があるので、酸化された体を若返らせる。
2.沢山の酵素を含むので、解毒作用があります。(肝炎・ガン・尿毒症などに)
3.心臓や気の働きを高めます。やる気がでます。
4.ストレスや精神的ダメージの回復にとても効果があります。
5.抗ウィルス作用が有りますので、肝炎やインフルエンザにも使えます。


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