最近、漢方薬を選んでもらうのに、関係ないことまで根掘り葉掘り聞かれた!という話を聞きました。
こちらにしてみると・・・「えぇっ!?」・・・だって漢方だから!・・・なのです。
(でもきっとそのように思われた方は、治療者とうまくコミュニケーションがとれていなかったんでしょうね)
東洋医学では病名でお薬を決めるのではありません。たとえば「頭が痛い」→「ハイ!鎮痛薬!」ではないのです。
頭痛1つでも「瘀血の頭痛」なのか、「気滞の頭痛」なのか、「血虚の頭痛」なのか、「水滞の頭痛」なのか・・・・・・・「頭痛がある!」というだけでは選べません!
瘀血体質かを絞るのには、肩こり、便秘、生理痛、経血の状態、顔色、肌色、舌の色、・・・なども伺わないと分かりません。
気滞体質かを絞るには、胸や脇腹の張り感、ゲップ、ガス、イライラなど精神状態、頭痛の位置などが目安になったりします。
なので、結局いろいろ細かくご体調全般を伺わないと分からないんですね~!
根掘り葉掘り聞かれるのは絶対イヤ!な方は、残念ながら漢方薬は向きませんので、ご注意を。