「空気が乾燥して目がシュパシュパ乾く」
目薬を使用する機会が増える時期ですので、今週は効果的な目薬のさし方についてお伝えします。
①まず、手を洗って清潔にします。
指が容器の先や目に触れて汚染されるのを予防するためです。
②「あっかんべー」をする時のように下瞼を軽くひっぱります。
目の下にくぼみができるので、目薬が目の中に入りやすくなります。
③目薬をぽたっと1粒落とします。
1回にさす目薬の量について時々ご質問がありますが、1回は1滴で充分です。
1滴でも目には多くて少し溢れるくらいなので、2〜3滴さす必要はありません。
④静かに目をつぶり、目頭を1分押さえます。
まばたきをすると目薬が目から溢れ出てしまいますので、しばらくは静かに閉じておきましょう。そうすることで涙のように目薬が瞼に溜まり、目のふちにも効いてくれます。
目頭を押さえておくと、目薬が内側から鼻の方に流れて行くのを防ぐことができます。
⑤2種類以上の目薬を一緒にさす時は、5〜10分間隔をあけましょう。
1度に目に入る目薬の量には限りがあります。
先にさした目薬が吸収されるまで時間を置きましょう。
◯目薬をさすタイミング 〜花粉症の方へ〜
アレルギーの目薬を1日数回ご使用されることと思いますが、そのうちの1回は外出前にさすことをお勧めします。
事前にさしておくことで、お出掛けしてからのかゆみを"出にくく"しましょう。
外出先から戻った時は、上着についた花粉を払ってから家に入り、できればすぐに目を洗いましょう。
(目を洗ったら、次に目薬をさすまで5〜10分間隔をあけてくださいね。)
◯お子様の場合
お子様は、冷たい目薬が急に目に入ると驚いて泣いてしまうこともありますので、できれば1分間ほど容器を手で温めてからさしてあげましょう。
泣いている時は、目薬をさしても洗い流されて出てきてしまうので控えましょう。どうしても嫌がる場合は、お昼寝中にさしても大丈夫です。その場合は、さす前に目の周りをきれいにするため軽く拭き取ってあげてください。
あなたは、正しく目薬をさせていましたか?
もしできていない部分があれば、是非今日から実践してみてください