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中学生の頃より月経痛がひどく、鎮痛剤をいつも服用している。1度病院で子宮内膜症と診断され手術で切除したが、すぐに痛みが再発した。現在は、月経1日目から3日目まで日に2錠、ロキソニンを飲んでいる。また、体温が低く、低温期には婦人体温計で35.6~9度、高温期には36.2~3度くらいしかない。もちろん手足も冷えやすい。将来、赤ちゃんを生むことを考え不安になり、漢方薬で体質改善を勧められ御来店された。

顔色は、色白でやせている。大便は3~4日に1回。小水は日に10回以上と頻尿気味である。また、立ちくらみやメマイ、バスなどに乗ると乗り物酔いがある。甘い物を好み、アイスクリームやヨーグルトなど冷たいものもよく好む。

漢方薬の当帰建中湯と当帰芍薬散を1日おきに処方。体を冷やす、アイスクリームやヨーグルト、冷たい果汁や牛乳を控えてもらうようにした。1ヵ月後、御来店された際は、多少冷えがよくなっているとのこと。月経痛はまだひどい。体温もまだ変わらない。それから2ヵ月後、月経痛が少し和らぎ、1日目と2日目だけロキソニンを日に1錠飲む程度になったという。そしてさらに3ヵ月後、体温が徐々に上がり始め、低温期が36度を越えるようになり、高温期も36.5~36.8度あたりになってきたという。また、月経痛もほとんど和らぎ、ロキソニンを飲まなくても良いときがでてきたという。その後も漢方薬は継続されているが、月経痛はほとんどなくなり、冷え性も良く、体温も高くなった状態のままである。

ロキソニンなどの鎮痛剤は、子宮の収縮を抑えて月経痛を和らげるが、体温を下げ、子宮に古い血を滞らせるため、根本治療にはならず、漢方的に見ると瘀血(おけつ)という毒を作ることになる。まずは月経痛の原因である冷えと血行不良を改善するべきである。

20110826015


最近の当帰です。:D

2年前に生理が上がってから、汗のかき方が非常に激しくなった。汗は、特に顔や首の周りから多く出るが、脇の下や手の平などにも出る。また、最近顔がのぼせやすくなったという。体質は、胃腸は丈夫だが、甘い物や果物が好きで、すぐに太りやすい。また、色白で疲れやすく、膝の痛みがある。

漢方薬の柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)を処方。飲みはじめて1ヶ月、急に来るのぼせは少し減っている気がするが、汗の出方は変わらないと言う。そこで、柴胡桂枝湯と防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)を1日置きに飲んでもらうことにした。それから1ヶ月後、汗が少し減っていると言う。そのまま継続してもらうと、汗は徐々に減っていき、逆に小水が増えて、体重が3kg 落ちたと言う。その後、約2年ほど続けられているが、異常な汗は無くなり、持病であった膝の痛みもなくなっていると言う。

20110812005


むつごろう畑では、自生しているジャノヒゲが綺麗な花を咲かせようとしています。ジャノヒゲは生薬名を麦門冬(ばくもんどう)と言って、根っこを薬草として使用します。:P


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