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[ カテゴリー » Topics ]

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 少しずつ春めいてきましたね。これから、いろいろな花が咲き、鮮やかな新緑に生命力を感じる季節です。山が笑うという言葉、なんてイメージに合った表現なんだろうと思いませんか?遠近法のように、遠くの山より近くで見る緑色が鮮やかなためか、春にドライブすると何種類もの緑色で彩られた山がせまってくる感じがして驚くほどの迫力ですよね。
 人間の目のセンサーが光の三原色に対応する赤・緑・青の3種類なので、いろいろな色が見分けることができます。それに対し、鹿などの草食動物は緑と青の2種類のセンサーです。緑と黄色は見分けることができますが、オレンジと緑を見分けにくいそうです。オレンジは人間の目には目立つのですが、鹿からは分かりにくいので、猟友会の方はオレンジのベストを着ているのですね。新芽を食べるのが好きな鹿ですが、新芽の黄緑は、黄色が強いのでよく見つけることができるのでしょうか。鹿は新芽でもワラビはあまり食べないようです。とても苦いからです。多くの植物は、動物に食べられないように、苦味物質を蓄えています。反射的に苦いものを吐き出すようになっています。人間はアク抜きをすることでワラビを食べることができますが、ワラビは、ビタミンB1を破壊する酵素(チアミナーゼ)を含んでいるので、ていねいにアク抜きをする必要があります。
 人類は気候変動があって新しい土地に行ったとき、今まで食べたことがない食べ物を手当たり次第食べました。苦いものの中には体に害があるものもありますが、人類は、体に良い苦みはおいしいと思うようになり、食欲が促されるように進化しました(情報司令部と言ってもいい眼窩前頭皮質と呼ばれる場所が関係しているそうです)。大人になるとワラビなどの山菜やフキノトウなど苦みがおいしく感じますよね。苦い物には、体内の毒素を出す効果があります。子供のころ苦みをおいしいと思わないのは、体に毒素がたまっていないからとも考えられます。
 春になると暖かくなり、新陳代謝があがり冬にたまった体内の悪いものが浮き上がってきます。それを山菜などの苦みが出してくれるので、是非食べてみてください。‘つくし‘もその一つですね。また、春は耳鳴りの相談が多くなる季節です。浮き上がってきた毒素で血液が汚れ、血の循環が悪くなることで耳鳴りが起こります。
春はその毒素を出すチャンスなので、山菜を食べ、身体を動かし、漢方を飲んで体内の悪いものを外に出してしまいましょう。

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食べ物・飲み物で、体の内側から冷えるとなかなか解消できない!

冷えと不妊とは切っても切れない関係にあります。

不妊症でご相談にいらっしゃるかたのほとんどが冷えを実感されていて、なかには「冬になると生理が止まってしまう」「冬になると生理周期が短くなる」という人もいます。人間の体は冷えてくると体をあたためようとして、自律神経のうちの交感神経が強く働き、皮膚の血管などを収縮させて体温が逃げないようにします。
しかし交感神経には「卵巣の働きを鈍くさせる」という作用もあるため、体が冷えると生理不順になったり、不妊症の原因になったりするのでしょう。

逆に体があたたまると副交感神経の働きがよくなり、皮膚の血管も広がって手足がボカポカとしてきます。副交感神経には卵巣の働きをよくする効果があるので、生理も順調になり、妊娠しやすい体調がととのってくるのです。

冷え性で悩む人は圧倒的に女性が多いのですが、実はもともと女性は皮下脂肪をたっぷり蓄えた、冷えに対する抵抗力を持つ体になっております。本来体についた皮下脂肪が断熱材のような役目をして、外の寒さから体を守ってくれていたのです。

しかし現代の女性は、ヨーグルトや果物、生野菜、コーヒーなど体を冷やすものを好む人が多く、体の内側から冷えています。厚着をしたりカイロを当てたりなど、外からいくらあたためようとしても、今度はこの断熱材(皮下脂肪)が邪魔をして、体はなかなかあたたまりません。ですから冷え性のかたの体をあたためるには体の内側、体の芯からあたためることが大事になってくるというわけです。


運動をして筋肉をつけ、心肺能力を高めることも大事です。

さて、体を芯からあたためる方法ですが、まず一つには食事を改善すること。先にあげたような体を冷やすものをできるだけ控えて、しょうが、みそ、ねぎなど体をあたためるものを積極的にとるようにしましょう。運動をして道度な筋肉をつけることも大事です。

筋肉には体をあたためる力があって、実は漢方薬もこの筋肉のあたためる力を助けるもの。ですからいくら体をあたためる漢方薬をせっせと飲んでも、筋肉のない人はなかなか体があたたまらないのです。

また筋肉を鍛えるような運動をすると心臓や肺の力も強くなり、心肺系の能力が高まれば体内にとり込んだ酸素や栄養分を強い力で全身に送り、循環させることができるので、卵巣にまでしっかり栄養や血液が届くようになります。心肺系の能力が弱ければ、いくらよい栄養や漢方薬をとっても、それが赤ちゃんをつくるために大事な卵集や子宮にきちんと送られません。

ですから深刻な冷えに悩む人は、食事に気をつかい、できれば1日1回はジョギングや縄跳びなど、息が切れる程度の運動を習慣にするとよいでしょう。




冷やす飲み物をやめ、漢方パワーで体をあたため、自然妊娠&出産!

今回ご紹介するのは36才の女性。身長159㎝、体重46㎏。 結婚8年目で、体外受精に7回チャレンジし、そのうち1回は妊娠したのですが、残念ながら5週目で流産。また2年前に一度自然妊娠なさったそうですが、このときも5週目で流産してしまいました。治療を受けている病院の診断では、「右の卵管が詰まっていて、左の卵管も通りが悪くなっている」とのこと。
基機体温表を見せていただくと正常でしたが、体温はやや低め。長年の不妊治療のせいか生理の量はかなり少なく、体質的には冷え性。寒がりで汗は出にくく、ふだんから大便はやわらかく、スーパーなどの冷房ですぐ下痢をしてしまうそう。色は青白く口唇が荒れ、肩こり、背中の張りがあり、姿勢はねこ背ぎみで疲れやすく運動嫌い。さらにコーヒー、香酢、トマトジュースと体を冷やすものを常飲していました。私たちは、卵管閉塞は中の冷えによるものだと考え、まず体を冷やすものをやめていただき、おなかの筋肉をゆるめ卵管の通りをよくする演方薬を処方し3カ月間飲んでいただきました。そして季節がちょうど冬にさしかかったので、さらにおなかをあたためる漢方薬に処方を変えたところ、4カ月目に自然妊娠!今回は流産することもなく、無事出産されたそうです。

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鬼裏門とは鬼門と反対の方角(南西)のことで十二支だと未申(ひつじさる)と表します。静岡市の方は駿府城公園の坤櫓(ひつじさるやぐら)で聞いたことがあるかもしれません。坤の中には未は入っていないのに申という漢字が入っていますね。実際に、羊は明治になるまで日本にいなかったそうです。一方の猿ですが、平安京の表鬼門に鎮座する日吉大社では、古来より日吉といえば猿といわれ、猿を魔除けの象徴として大切に扱ってきました。神猿と書いてまさると読み、魔が去る、勝るに通じます。京都御所の東北の角は、角をとれば鬼のツノを取ることになり鬼門でなくなるということで、凹ませて鬼門封じをし、築地屋根下の蟇股(かえるまた)に魔除けとして日吉大社の木彫りの猿があるそうです。猿ヶ辻で検索し、googleマップのストリートビューで確認ができました。
 鬼を退治に行く桃太郎のお供に猿、雉、犬が選ばれたのはいろいろな説がありますが、裏鬼門の(未)申と続く十二支の酉・戌ですね。五行説の五果(果物)の金に当たるものが桃、五方(方位)の金に当たるものが西、西は申酉戌だからというのがなるほどと思いました。桃は古事記にも出てきますが、中国では神荼と郁塁の伝説から桃の木が魔除けの効果があるとされているようです。悪い鬼を虎のエサにするとのことなので、中国では鬼は虎のパンツは履いていないのでしょう。

桃の種は生薬「桃仁」
 桃の種は、漢方薬で使われる桃仁(とうにん)という生薬です。桂枝茯苓丸(+甘草・生姜で甲字湯)・桃核承気湯・大黄牡丹皮湯に入っています。桃仁は陽性のお血を治します。桃太郎のおばあさんは川に洗濯に行きましたが、陰性のお血が手洗いで落ちるような汚れに対し、陽性のお血は油汚れのように洗濯機でないと落ちない汚れです。桃仁には油がたくさん含まれており、油で油汚れを落とします。「桂枝・桃仁」は桂枝茯苓丸・桃核承気湯に含まれます。下腹部に結ばれた鬱熱のため、血行障害を起こし小腹急結(左下腹部に索状物を触れ、指頭を以てこれを擦過すると甚だしい圧痛があり、痛みのひどい人は蹴り上げるようにする)の症状を現すものを治します。「桃仁・牡丹皮」の組み合わせは蓄血を破り血滞を散らし、諸結を散じ、腸痼、腸癰(ちょうよう)を治します。腸痼とは腹中の硬結のこと、腸癰とは虫垂炎(盲腸)のことです。大黄牡丹皮湯は加えて「大黄・牡丹皮」が腸癰を治します。桃核承気湯と大黄牡丹皮湯のように、桃仁は大黄・芒硝と組むと蓄血を破り血滞を散らし二便の閉結を通じて実証お血を砕きます。
 桃仁は、むつごろう薬局でお出しする処方の中では他にも折衝飲・芎帰調血飲第一加減・疎経活血湯に入っています。血液の汚れは、キッチンの油汚れのように温かいうちに拭き取ればすぐ汚れが落ちますが、放置しておくと酸化して汚れが落ちにくくなってしまいます。今年も漢方を服用し、汚れをためこまず、健やかな1年をお過ごしください。

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ストレスは妊娠の大敵!
血のめぐりが悪くなり卵の成長にも悪影響に


働きながら妊活する女性がふえていますが、通院が大変だったり、職場の理解が少なく、休みを取りにくいなど、ストレスを抱えているかたも多いと思います。しかし、そのストレスは妊娠の大敵なんです」
「妊娠に対するストレスの影響を西洋医学的にみると、まずストレスを受けると脳から副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(別名ストレスホルモン)が分泌されます。卵巣の中にある卵は、脳からの分泌されたFSHやLHというホルモンによって発育・成熟していきますが、ストレスホルモンは、FSHやLHを放出するホルモンを抑制してしまいます。一方、漢方的にみると、ストレスを受けると体は緊張し、筋肉が無意識のうちに収縮します。子宮も筋肉でできていますから、緊張すると子宮や卵巣への血のめぐりが悪くなり、結果として卵の成長や、子宮内膜の厚みなどにも影響がでてくるのです。

漢方ではこのようなストレスを受けた状態を「気逆」、子宮や卵巣に血がめぐらない状態を「お血」といい、不妊の原因と考えます


「気」をめぐらせれば「血」も「水」をめぐる。「気逆」の改善が重要です「漢方では「気・血・水」が過不足なく全身をめぐっていることが重要だと考えます。
気=生命活動のエネルギー源
血=一般的な血液、水=リンパ液など血以外の正常な体液です。妊娠という場面では、「気」は卵が成長・分裂する力、「血」は卵に栄養を送るためのもの、「水」は卵を潤すためのものと
とらえることができます。この3つの要素のなかで、「血」や「水」は液体として存在するためイメージできますが、「気」は見えないものですから、理解しにくいかもしれません。しかし「気・
血・水」のなかで、一番大切なのは「気」。トロッコが「気」で、そこに「血・水」を載せて走っているとイメージすると分かりやすいですね。トロッコがないと荷物は運べません。つまり、「気」がめぐらなければ、「血」も「水」もめぐらないのです。したがって、ストレスを受けた状態である「気逆」の状態を改善すること=ストレス対策をすることは、妊活において大変重要だといえるのです」

体の毒を出すのが漢方の働き


漢方薬は体にどのような働きがあるのでしょうか?
「質問が多いのですが、漢方はサプリメントではありません。漢方薬は栄養素を摂る目的で使うわけではないのです。漢方の働きはその逆で、栄養過多をとり除くこと、体の毒を出すことです。
たとえば、卵がしっかりと成長するためには栄養素をたっぷりと取る必要があるといわれることがありますが、私はその逆だと考えています。現代人は栄養が足りすぎて体の中がドロドロし、気も血も水もめぐっていないために、卵がうまく成長できないのです。
ここでいう毒とは、「血」の毒はお血、「水」の毒はむくみ、そして「気」の毒がストレスです。漢方によって体のめぐりを改善し、毒を排出することで健康にし、妊娠しやすい体になっていきます。漢方を飲むと湿疹がでるかたがいますが、しばらくすると消えて、その後妊娠したという例がよくあります。これは体内にたまっていた毒素が、湿疹という形で外に出て、体の中がきれいになり、妊娠しやすい環境ができたのでしょう」では妊娠力を高めるために、どんなことに気を付ければいいでしょうか。

相談に来られたかたに私がお伝えしているのは、まず1つめは
なわとびを1日5000回、約1時間程度すること。なわとびは血流がよくなりますし、下半身鍛えられます。2つめは肩の力を抜いて「気」をやわらげること。3つめは、呼吸。鼻から吸って、1分間かけて鼻から吐く呼吸法を、電車の中や料理中など、気づいたらやってみてください。深い呼吸をすることで、子宮や卵巣に酸素をたっぷりと含んだ血が流れます。それらを続けるために必要なのは「やる気」。やる気は心の安定から生まれます。家庭と職場以外の第三の場所を持つことが必要だと考えており、むつみ薬局がそんな場所になればいいなと思います。仕事と治療の両立は、大変だと思いますが、常にお客様に寄り添い応援させて頂きます」他にも日常生活では、早寝早起き、日光にあたること、夜間のスマホをやめることなども気をつけてほしい。

「現代人は、目を使いすぎていると思います。スマホやパソコンなど毎日、目を酷使していませんか。私は目だけでなく、鼻や耳の感覚をもっと使うべきだと考えています。風や雨など自然の音を感じたり、漢方薬のにおいを感じたり、大きな声を出すのもいいですね。そうやっていろいろな感覚をきたえて五感を感じれば、本能が働き、人間としての本能である子孫を残す力、もついてくると思っています」

無農薬栽培で作られた漢方薬にこだわる理由

むつみ薬局では、冷えやホルモンの改善によく用いられる当帰と芍薬は、自社で無農薬・有機肥料栽培を行っています。
「無農薬のほうが安心安全なのはもちろんですが、農薬を使わずに育った植物は、外敵から身を守るために、活性化物質サポニンがふえます。そういう生薬の方が、毒を排出する力が増すんです。妊活は、赤ちゃんができることが目的ではなく、出産が目的。しっかりと体を整えて、元気な赤ちゃんを産んでいただきたいです」

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 さて、今年最初のお話は武田信玄のライバルで最強の戦国武将、上杉謙信です。信玄、家康公と並んで私が尊敬する方です。
上杉謙信(48歳)(158㎝・65Kg )軍師は直江兼続。
自らを戦いの神・毘沙門天の生まれ変わりと信じ、義経に武略を学んだと言い、瞑想を行い、酒豪となると、その性格は非常に繊細かつ思い込みが激しいタイプの武将。義を重んじる精神が神を見方につけ、織田軍をも手取川の戦いで完膚無きまで叩きのめし、生涯勝率61%、敗戦率2.8%は信玄を上回る。

漢方薬を出すなら、お酒と一緒に服用する八味地黄丸(はちみじおうがん)

謙信の健康法
①瞑想・・毘沙門堂(思考を司る前頭前野と記憶を司る海馬。物事を決めるとき前頭野が海馬に指令を出して記憶を引き出して判断を下す。瞑想には脳をリラックスさせることで記憶が整理されて判断が必要とされるときに情報を効率的に出せるようになる。)
②一汁二菜と質素な生活
家康公同様、質素な生活は健康で長生きの秘訣ですが酒の飲み過ぎは要注意。酒もまた漢方薬の大切な成分ですが、飲み過ぎは国家を滅す、と戒めています。謙信の死因にも繋がった糖尿病は、酒の飲み過ぎ(戦場での馬上杯)からと言われています。
③呼吸と姿勢
 胃腸や肺が弱い人の姿勢は、腰が曲り猫背になりがちです。胃腸や肺を守るため自然にそのような姿勢になって行くのですが、気をつけないと無意識に呼吸が浅くなって行きます。私たちは生きるためのエネルギーの85%を空気中から頂いているので、食物の摂り方が良くても、浅い呼吸で酸素不足になると、完全燃焼せずエネルギー化ができず栄養不足になり、疲れやすく、老いやすくなります。平均で呼吸は1分間に16回で、強く長く深くすると1回まで落とせます。上級者は5−10分に1回の呼吸まで平気になるそうです。深い呼吸は酸素効率を高め、新陳代謝を旺盛にし、気魄に富むようになり、疲れにくくなり、若返り、心身の病や治療、予防にもなります。
 深い呼吸をするには、先ずは姿勢をよくする事が大切なのです。


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