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今回ご紹介するのは、結婚して2年になる30才の女性。これまで人工授精3回、体外受精1回の経験あり。基礎体温は問題なし、体格は普通、かなりの冷え性で手足はいつも冷たくて生理痛もひどく、下痢しやすいそう。そこでまず、自家製無農薬当帰と芍薬を使った漢方煎じ薬を飲んでいただきました。3カ月で生理痛が楽になり、下痢も解消。かなり調子はよくなりましたが、長年の頭痛がまだあるとのこと。このかたは甘いものやアイスクリーム好き。そうした食べ物が胃を冷やしている可能性がありました。実際、お話を伺うと胃もたれや胃痛があり、頭痛は吐くほどひどく、週の半分以上は頭痛薬を飲んでいるそう。そこで胃をあたため、胃の中の悪い水分を除く漢方薬を処方。すると頭痛も楽になり、1カ月後に自然妊娠されました。このかたのように胃がよくなった結果、体調も改善し、妊娠するというケースは多いものです。漢方の考え方に「エネルギーも血液も水もめぐっていなくてはならない、滞ってはいけない」というのがあります。今回の例は胃が冷えて働きが悪くなった結果、胃に水毒がたまり、頭痛がしたのでしょう。

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3~4年前よりメマイが起こるようになったといいます。回転性のひどい発作は、1年に2~3回で、季節の変わり目に起きやすいといいます。普段から、フラフラしやすく、頭を揺らすとふらつくといいます。
 自家製漢方煎じ薬を調合。飲み始めると、ふらつきが改善しました。
しばらく継続してもらい、服用していると回転性のメマイも起きなくなりました。
2年間の服用で漢方薬を止め、現在は常備薬として、少しふらついたときや季節の変わり目に飲むだけで、メマイは起きていないといいます。

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元々アトピー性の体質はあったようですが、1年前より突然悪化し、ステロイド剤や医療用漢方薬を服用するもなかなか改善が見られず、ご相談に見えられました
。顔や首、肘の内側、膝の裏側、腹部、背中など、ほぼ全身に湿疹、炎症、黄色い汁らが出ています。顔色は少し黒っぽく、痩せ型、甘いもの、スナック菓子を好みます。肉、魚、野菜はまんべんなく食べるといいます。
   ストレスや皮膚表面の熱を取る自家製漢方煎じ薬を調合。飲み始めて1か月後、途中で汁がたくさん出て、今は少し減っているといいます。さらに1か月後、汁の排出は減ってきて、患部の皮がよくむけるといいます。
そのまま継続し、約1年半できれいな状態の肌に回復されました。

漢方薬は病名治療ではなく、その方に合わせないと効きが悪いものです。また、アトピー性皮膚炎は良くなる戻るを繰り返します。辛抱強く頑張らなければなりません。もちろん養生も大切です。

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これまでに3度自然妊娠されたようですが、3回とも8週~10週のうちに心拍が停止したといいます。
体質は、身長158㎝体重69㎏とやや太めで、顔色は赤黒く、足の冷え、肩こり、便秘、頭痛があります。婦人科で、子宮にいくつかのポリープが見つかり、除去したといいます。チョコレートやケーキなどの甘いものを好みます。
 漢方薬の桃核承気湯を調合しました。飲み始めていくと、便秘、肩こり、足の冷えなどが徐々に改善していきました。
漢方薬を飲み始めて半年後、自然妊娠されました。漢方薬を桂枝茯苓丸加大黄に変え、芎帰膠艾湯と併用してもらいました。
10週が過ぎても赤ちゃんは元気に育ち、そのまま出産まで漢方薬を服用し、元気な赤ちゃんが産まれました。

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年は忘れて考えない (考えすぎる方に、三黄散)
沖縄の泉重千代さんの長寿十訓からの言葉です。
人は不安を感じる動物です。特に先への不安はより強く感じてしまいます。取り越し苦労は、過去にあった辛い思い出から作り上げてしまうこともあります。「年は忘れて考えない」とは、過去未来にとらわれないで、今を精一杯生きるということかもしれません。泉さんの言葉の意味深さが読み取れます。
 さて、ここで漢方医学の話を少し。考えすぎることを漢方では「気の病」と言います。「病は気から」ともいいますが、考えすぎて頭が充血してしまう事をいいます。頭に熱を帯びてしまいますから「頭を冷やせ」となるわけです。パソコンで言うフリーズ状態です。この状態のときに「三黄散(さんおうさん)」という漢方薬を使います。大黄、黄連、黄芩の三つの「黄」からつけられました。この成分は、身体の鬱熱を冷やす働きがあるため、当に頭を冷やす漢方薬なのです。火傷、高血圧、動脈硬化、脳血管障害、便秘、二日酔い、血尿、神経衰弱、ノイローゼ、不安、イライラ、心悸亢進、のぼせ、どもり、不眠、痔の出血、皮膚病、めまい、耳鳴り、難聴、結膜炎、眼底出血、口内炎、歯痛等等、多くの症状に使われます。これは、私たちが手作りで作っている漢方薬の一つです。
 泉さんは、「健康はお天道様のおかげ」とも言っています。考えすぎず、自然に沿った生き方で、感謝の気持ちを忘れなければ、きっと健康で長生きをさせてもらえると思います。


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