長男が、無事生まれてよかったなと思っていた矢先、生後2ヵ月目からまずは頬から赤くなり、みるみるうちに身体中に広がりとどまることなく全身アトピー性皮膚炎となりました。
まさか我が子にという思いでしたが、なってしまったものはどうしようもありません。
離乳食も始まっていない段階でしたので薬草湯からといろいろと試しましたが、一進一退でそれ以上に良くも悪くもなりませんでした。とにかく皮膚が弱い状態でした。一番悪い時は、顔をかくと血か体液か入り混じった赤い液が流れ、髪の毛も抜け、人のような姿をした生き物というようなものでした。
ガーゼでできた手袋(売っているんですね。同じような方おられるのかと思いました)を1日何回もかえ(洗濯して干すのが大変で…小さいのを何十個も毎日ですから)、お風呂も1日3回入れ、夜寝るときは掻かないように腕枕をして両手を持ちながら寝るような日々でした。普通ならかなり大変と思うはずかと思いますが、なぜか、お世話は大変ではありましたが、治るはずという思いがあったためでしょうか精神的には、苦痛ではありませんでした。
離乳食を始めると同時に、液体の方が飲みやすいと思い煎じ薬から始めました。約10カ月程で8割近くは良くなり,改めて漢方のすばらしさを実感することができました。
その後もともと皮膚が弱くなっていたため、何かあるとポツポツ出たりしました。丈夫な皮膚をつくっていくためには時間はかかりましたが、丈夫な皮膚となり、風邪も引きにくくなり、アレルギーで出ていた卵や牛乳も食べたり普通にでき、今では元気100倍で幼稚園に行ってくれています。髪の毛ももちろん普通に生え戻り、私よりふさふさしており(私が、少ないだけかも…)誰が見てもアトピーの面影はありません。水ぼうそうのあとは小さく残っていますが時間とともに薄くなることでしょう。
長男を通じて皮膚の治し方を勉強させて頂くことができました。
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更新日: 2011/10/03 |