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体を温める漢方薬は沢山ありますが、大きく分けて2つあります。

もともと冷え性で、夜は湯たんぽがないと眠れない、
といった方の体質改善を目的とした処方が一つ。

もう一つは、クーラーや寒波・寝るときに掛ける布団が1枚少なかったり、
出かける時に薄着で夜寒かったり、カサを忘れて雨に塗れた等の、
明確な原因によって急に体を冷やしてしまった時に飲むと効果的な処方です。
多くの方はこの後、いわゆる風邪の症状で悩むことになるので、
かぜ薬として扱われている処方がこれですが、
本当は風邪を引く前に体を温め、体を冷やす原因を追い払う処方です。

いずれも効き目は個人差がありますが、
中には「暖房が無くても大丈夫かな?」
って思える位、体が温まるのが顕著に感じられる処方もあります。

今回紹介するのは葛根湯。
「急に体を冷やしてしまった時に飲むと効果的」な処方の一つです。


○葛根湯に使われてる生薬(1日分)

 カッコン(葛根)   6.4g
 マオウ(麻黄)    3.2g
 ケイヒ(桂皮)    2.4g
 シャクヤク(芍薬)  2.4g
 タイソウ(大棗)   3.2g
 カンゾウ(甘草)   1.6g
 ショウキョウ(生姜) 0.8g


○それぞれの生薬の働き

 ▽カッコン・葛根(▽:体を冷やす働き)
  体の水分を体の上の方に持っていく働きがあり、この働きによって、
  肩や背中の凝りを和らげる働きがあります。
  体を冷ます作用によって、後述のマオウ・ケイヒが、
  体を温め過ぎないように抑える、という働きもあります。
    
 △マオウ・麻黄(体を温める働き)
  一時的な寒冷刺激で体が冷えた時の処方によく用いられる生薬で、
  体を温める事によって発汗・利尿作用を発揮します。
  体が冷えて汗も出ない、といった時に活躍してくれます。
  
 △ケイヒ・桂皮(△:体を温める働き)
  一時的な体の冷えにも、長いこと冷えで悩まされている時にも
  用いられる、体を温めてくれる生薬です。
  「シナモン」と言い換えると分かりやすいかも?
  体を温める事で代謝が良くなる、体質改善にも用いられます。

 ▽シャクヤク・芍薬(▽:体をやや冷やす働き)
  体を引き締め、マオウやケイヒによって汗が出過ぎないよう、
  働いてくれます。 
  
 △ショウキョウ・生姜(△:体を温める働き)
  いわゆるショウガ(生姜)ですね。パソコンなどで「しょうが」と入れると、
  「生姜」って出てくると思いますが、まさにそれ。
  体を温める働きがあり、ケイヒの体を温める働きをサポートしてくれます。

 △タイソウ・大棗(△:体を温める働き)
  いわゆるナツメですね。これもパソコンなどで「なつめ」って入れると、
  「棗」って出てきます。「大きい棗」=「大棗(たいそう)」です。
  体を温める働きもありますが、体に必要な栄養を補ったり、
  お薬の性質を和らげる働きもあります。

 -カンゾウ・甘草(-:体を温めないし冷まさない)
  多くの漢方薬に入っている生薬で、個性の強い生薬同士がなじんで、
  一つの処方として成り立つように働いてくれます。


これらの生薬の働きにより、体が冷えたらすぐ飲むと、
体を程よく暖めてくれて風邪を引かずに済む。
そんな処方になっています、葛根湯。

しょうが湯に混ぜて飲むと結構飲みやすいと思うので、
良かったらお試しあれ。
暖房の温度設定が1度下げられる・・・かも?



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