別にナッツだけを標的に調べたのではないだろうが、それにしても5万人の人を7年間もよく調べたものだ。下記のようにその間に2.8%の人が認知症を発症したみたいだが、7年も経てば調べた側も発症しそうだ。医者だから病気にならないことはない。
ナッツを勧めてくれるのは有難い。娘が上質なその手の食べ物をどこからか探してきて店頭に並べるものだから、1区画は占領されてしまっている。美味しくて安全、この条件を満たさないと仕入れないから、安心して僕は「こっそりと、取って食べている」
あまり詳しくなかったが、カシューナッツと言うのが特に美味しい。無塩でないと健康には貢献できないみたいで、我が家のはまさに無塩。となると天然の味であんなに美味しいのだろうか。食べだしたら止まらないから、相当の決意をもって食べ始める。夕食を終えるとパソコンの前に腰掛け、皆さんに返事を書いたり、ユーチューブを見たりで結構1日をリセットできるのだが、そのタイミングで自分へのご褒美で食べる。
カシューナッツを食べるだけで痴呆の発症が12%も減るのだから有難いものだ。僕は職業上ある予防効果のあるものを飲んでいるから、少しは発症を遅らせることが出来るかもしれない。
よく痴呆は本人は分からないからいいと言う人もいるが、一夜でそうなれるわけではなく、じわじわと真綿で首を絞められるように進行していく。本人にも家族にも辛い日常だ。射程圏内に足を踏み入れた僕が、人様の家庭を見ていて思いつく言葉は、「世話する不運、世話される哀れ」だ。
「英国バイオバンクコホートのデータによる5万例以上の大規模コホート研究で、毎日のナッツ摂取と認知症リスク低下の関連が示された。
・5万386人の参加者(平均年齢:56.5±7.7歳、女性:49.2%)の認知症の発症率は2.8%(1,422件)であった。
・平均7.1年の追跡調査後、ナッツをまったく摂取しなかった場合と比較して、毎日のナッツ摂取は、認知症リスクの12%低下と有意に関連していた。1日当たり最大1つかみ(30g)のナッツの摂取と無塩ナッツの摂取が最も大きな保護効果と関連していた。」
30歳代 男性
介護施設で働いている方で、世に言う真面目な方。こうした方が陥りやすいトラブルに強迫観念がある。何をやっても何回も確認しなければならない。ひどい時は帰宅してからまた職場に確認のために戻ったりする。 真面目な方だから過敏性腸症候群も持っていて、毎日が相当過酷な状況で働いている。それでも職場を変わると言う選択肢はない。 10の症状が3に減った。これは本人にとっては思わず電話で報告したくなるような出来事で、電話口で「楽」と言う言葉を何回も連発してくれた。 生真面目でよく働く、そんな人の報いがこんな症状では割に合わない。ちゃらんぽらんで生きている人間が得をするような世を絶対に認めてはいけないと彼を見ていて思う。 |
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更新日: 2024/10/03 |