20歳代 男性
問診をしている時に「物がはっきり見えない」などと訴える方がいるが、それは主訴ではないから、それを目指した漢方薬など作った経験がない。
ところが今日、パニックの漢方薬を飲んでくれている青年が、「ボーっと見えていた景色がはっきりと見えた」と教えてくれた。そしてそれは本人にはとても価値のある変化のようで喜んで報告してくれた。そういった症状は時々訴える方がおられたが、改善するべく処方に反映させるべきだと勉強させていただいた。
70歳代 女性
こんなに治ってきていると自慢してくれるが、僕の前ではなく皮膚科の前でやってもらいたいくらいだ。もっともそんなことをしたら先生の気分を損ねるだろうが。 何年も爪の生え際を赤く腫れさせ時には膿も出るのに、皮膚科の治療は奏功しなかった。それでも通い続けるしかなかったみたいだが、しもやけの漢方薬を取りに来てふと「これも治りますか?」と尋ねられたのが爪の生え際の炎症だ。僕の薬局で作っている塗薬を渡したら、2週間で明らかに変化してきて、しもやけも40年ぶりにならずに済んだし、爪も人様に見せれるくらいになりつつあると評価してくれた。しもやけの漢方薬は終了。爪を今度は完治を目指して頑張るそうだ。 ちなみに、しもやけると色素沈着が治るのに1年近くかかるみたいで、1年間手首から先が赤黒くなって人前に出すのがはばかれていたが、今年は堂々と出せるとも言っていた。 |
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更新日: 2024/02/23 |