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70歳代 女性 
同じ町の方だが、僕の記憶では僕の薬局を利用していただいた記憶はない。ある日息子さんに連れられてやってきた。
実は奥さんが痴呆が始まり、デイサービスで通所しているらしいけれど、頭が痛い、歯が痛いと、1日中訴えて、施設の人はもちろん医者も家族も困っていると言うのだ。どんな強い痛み止めをもらっても全く効かないそうで、なぜかヤマト薬局を思いついてくれたのだろう。
おなじ牛窓の方だから1週間分漢方薬を作って飲んでいただいた。すると3日目からピタッと痛いと言わなくなって、施設も家族もとても肩の荷が下りたそうだ。わざわざお礼の電話をしてこられたが、また痛くなったらお願いしますと言うことだった。僕としては、痛み止めでなく痴呆の漢方薬を作ったつもりなので、もう少し続けたらと言いたいが、決して言わない。ご家族にとって痛みがすべてだったのだから。2800円で父子に平安が戻れば十分だ。

40歳代 男性 
生物学的製剤を用いだして結構症状は落ち着いているが、結構お腹が張って不快な日が多い。日替わりで症状がひどくなったり軽くなったりする。
漢方薬を併用して何とか快適に過ごしたい、あわよくば治りたいとお願いされた。治ると言う言葉は使えないと断ったうえで煎じ薬を飲んでいただいた。2週間分を2回飲み切ったところで、お腹が張る症状がかなり軽減して、悪い日がほとんどなくなったらしい。このくらいならお腹に気持ちが行かないレベルらしい。

40歳代 女性 
「今頃は寝たきりか、変な病院に入れられていたかのどちらかじゃ!」と言った女性は決して老人ではない。まだ中年の域にも達しない。
 息子が帰ってきて今の職場に勤めだしたころの患者さんだから、僕とも、もう数年の付き合いになる。心療内科の薬をどっさり飲んでいて、不安とうつろが同居して、哀れだった。息子が田舎に帰って、専門外の病気の人も世話をしなければならなくなって、やっと漢方薬に少し価値を見出した頃の患者さんだ。
 どんな漢方薬を飲んでもらえばいいか相談されたから、ある煎じ薬と粉薬を勧めた。心療内科から引き継いだ数多の精神病薬の中に埋もれるように処方された。なんとなくだらだらと処方は続いていたが、そのうち体力が出てきたのか、ある職場に就職した。割と肉体を使う仕事だったが、そこが合ったのだろう、職場になくてはならない人材になった。そのころから、見た目はいたって元気だが、精神病薬は放せない状態だった。これこそがそうした薬の特徴でもある。
 ところが最近になって、がぜん、薬を減らすことに取り組み始めて、処方箋を持ってくる度に、1種類ずつ精神病薬が減って行った。睡眠薬でも2種類は必需品だったのにそれもいらなくなった。そしてついさっき処方箋を持ってきたら、精神病薬が1種類。漢方薬も粉薬だけになっていた。なんて余白だらけの処方箋だろう。
「自分、これだけで大丈夫なの?」と尋ねると、体をねじるようにして、Vサインをしておどけて見せた。
 彼女が精神病薬から解放されるのだったら、かなりの同類の人も可能と思わせるほどの常習者だったから、僕も凄く嬉しかった。
「息子が田舎に帰ってきたことが意味があったね。自分のために帰ってきたようなもんじゃ」と言うと、「先生とヤマト薬局のおかげです」と言ってくれた。
 田舎にいてもハンディーがなく、いや田舎にいたからこそ回復しやすい、そんなニッチな意義を求めて息子も又帰ってきたのだろうか。

70歳代 女性 
3日に一度しか、それも小指の先くらいのうんちしか出ない。だからおならも出ずにお腹が張って辛い。病院で処方してもらった便秘薬がすべて不快な症状しか起こさない。
1週間分漢方薬を作って飲んでもらったら、今日処方箋を持ってきたときに「あんなに気持ちの良い便秘薬は初めてじゃあ。二日目にうんちもおならもいっぱい出て、お腹が引っ込んだ。今は1日1回だけ飲んでそれでも大きなうんちが毎日出る」と教えてくれた。元看護婦さんだから、病院の薬以外飲んだことがなかったらしく、余計びっくりしていた。

40歳代 男性 
痛いと言う言葉では済まない。疼くと言ったほうがいいみたいだ。冷たい水の中に入ることが多い職業みたいで、それを原因だと決めつけていたが、僕はむしろタバコなどのほうが影響は多いように感じた。血圧が170と120だから、命の方も危ない。煎じ薬で血液循環を改善し、粉薬で下半身の痛みを取るようなものを作って併用していただいた。すると2週間で、ずいぶん楽になってくれた。
もっと嬉しいことに、かたくなに病院を拒否していたが、翌日には病院に行き、そこからまた大病院を紹介され、まだまだ大丈夫との診断と、血圧を下げる薬を頂いて治療を開始した。元気すぎるのは一番怖いから。


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