20歳代 女性
2週間前にやって来たのに全く別人かと思った。と言うより誰か分からなかった。その理由はしっかりお化粧をしておしゃれしていたから。
2週間前にアトピー性皮膚炎でやって来た時は、ヒリヒリしてお化粧をすることは出来なかったそうだ。顔だけでなく、頭 首 背中 上腕 手首 足と、体中に炎症を起こし、気の毒だった。
昨日来た時に本人の評価は、3割軽くなったそうで、化粧以外にも確かに炎症の度合いが軽くなっていることは見て取れた。
皮膚科で延々と抗アレルギー剤を飲んでいたらしいが、知り合いのおばさんが僕の薬局を教えてくれたそうだ。漢方薬でアトピー皮膚炎が軽快するなど考えてもみなかったみたいで、楽しそうに薬局に入って来た。
30歳代 女性
こんにちは。お世話になっております。漢方薬をお願いします。 鬱といった感じは感じられなく、以前のように過ごしています。最初は、凄く真面目に煎じ薬を飲んでいましたが、今は、ちょこちょこ飲まずにいます。それだけ楽になったのかもしれません。 鬱っぽくはないのですが、いつまで鬱の漢方薬を飲めばいいのか判断できません。なんとなく辞めるのは怖いけど、鬱と感じられない。ドクターも病院の薬を飲むように言われない。 急にパタンと辞めずに、ゆるゆると飲んだり飲まなかったりしながら減らしていくというのはいかがでしょうか? そのような方法でよければ、引き続き鬱の煎じ薬をお願いします。 |
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更新日: 2024/11/29 |
30歳代 女性
よく不妊を標榜する漢方薬局さんがあるが、僕はあまりそういった標榜は好きではない。体調を整えて妊娠する人もある反面、こんな生活をしていて、こんなに虚弱で、こんなに働いて、こんなに切り詰めた食事で、どう見たって、子供が出来るような状態でないのに妊娠し無事出産する人の方が、圧倒的に多いと思うからだ。だから漢方薬を飲んでいただいて、妊娠出産しても、漢方薬の力だと証明できないのだ。飲んでいなくても、妊娠した可能性は否定できない。ひょっとしたら偶然の産物かもしれないからだ。 僕も時々頼まれて作ることはあるが、そして妊娠出産する人もいるが、お礼を言ってもらう時の僕の常とう句「二人で励んだからじゃあ~」 実際僕の漢方の師匠はいつか僕に言われた「大和君、不妊は回数やで」と。超有名な僕の師匠も不妊を標榜しなかった。僕の師匠は漢方薬の守備範囲を大切にされていて、漢方薬でお世話してはいけないもの、出来ないものも多く教えてくださった。 この女性が僕の所に初めて来たのは平成30年。交通事故の後遺症で顔を下に向けると激痛が首から手先まで走り、大腿部も痛む。痛みで夜も眠れない。握力は9しかなかった。 ほぼ1年で脱出していただいた。その後出てきた症状が、毎日疲れてやる気が出ない。少し動くと息切れがする。1日中布団の中にいる。髪の毛が抜ける。 これも1年くらいで、食事も作れるようになった。そして不妊治療をするから、体力をつけてと言う相談に移行。何回目かの治療で成功。続いて妊娠中に飲める安胎の漢方薬も希望された。ただこれは少しの間しか服用しなかった。「母は強し」という言い伝えを教えてあげたらそれで自信がついたみたいで、昨日の赤ちゃん連れでのお礼まで音沙汰なしだった。 あの布団から出られなかった女性がこんな偉業を達成できるんだと驚いたが、一番の功績は、それを許してくれたご主人だろう。彼の理解がなければ今のすべてはなかったはずだ。 さて今回から「僕は何をすればいいんじゃ?」の問いに彼女はちゃんと回答持参だった。関節痛 寝て起きた時に手足が動かない 力が入らない ばね指 夜眠れない イライラ チョコレート嚢胞などなど10数項目。 元々田舎育ちののんびり屋さんの、慣れない土地での頑張りすぎ病。漢方の適用の代表みたいな方。 「頑張ります」・・・これ僕の言葉。 |
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更新日: 2024/11/29 |
40歳代 女性
この方の一番治したいところは、立ち眩みと、乾いた咳。3番目がキーンと言う耳鳴りだった。立ち眩みを第一番に、第2番を乾いた咳、3番目を耳鳴りに狙いを定めて漢方薬を作った。すると2週間で、ほぼどれも治った。すごい回復力だと思うが実はこれにはからくりがあって、相談に来た時に、夫婦仲について悩まれていて、その時の僕の答えが一番効いたのかもしれない。体育会系のご主人がいて、行き届かない自分を自分で責めているのだ。僕の指導?は以下のようなものだった。 「夫婦は相克(対立 矛盾する二つのものが互いに相手に勝とうと争うこと)だから、うまくいくはずがないじゃない。漢方薬を勉強し始めのころ教えてもらったことだけど、周りを見ていてもわかるじゃろう。反対に親子関係は相生(我を生じたものは自分の母であり、我が生じたものは自分の子であるという考え方)だから、自分も必死でお子さんを守るじゃろう。それが普通なんじゃ。古今東西、みんな一緒じゃあ。だからあんなに沢山の人が離婚するし、皆気が付いているから結婚もせんのじゃあ。夫婦は仲良くないといけないなんて幻想を捨てて、自分も好き放題したら!帰り道にパチンコ屋にでも寄って帰ったら楽しいよ。僕なんかそれで青春をつぶしたくらいなんじゃから。自分もそんな薬剤師の漢方薬をよく飲むな~」 寄り道をして帰ったか、まっすぐ帰ったか分からないが、今回の体調不良を逆手にとって、遊びまくればいいのに! |
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更新日: 2024/11/28 |