朝晩の寒い季節になりました。この時期は体に変調を起こしやすくなります。一つには、冷たい空気を気管支まで吸い込み、気管支炎が長引きます。二つ目には、体が冷えて内臓の機能にも影響し、生理痛やお腹のはり、頭痛、肩こり、神経痛、痔になりやすく、この様な症状で来店される方が多くなります。特に、寒くなるとピリピリと神経にそって痛みの走る神経痛で来店する例が多くあります。
神経痛の原因は漢方的見方では、三邪(風痺、寒痺、湿痺)であり、この時期は、風邪と寒邪による原因と考えられ、それに対応した漢方煎剤(又は粉末)を服用して、快方に向う事ができます。
症例を二例挙げてみました。
○外出して足を冷やしてから膝から足先にかけて痛む51才女性
寒邪による神経痛と診断し、漢方薬煎剤一カ月でほぼ完治した。予防のため粉末を一日二回服用中。
○生理痛、腹のはりの28才女性
体の冷えとストレスの原因と考えられ、体質を聞いて調合した漢方粉末を二カ月服用する。顔色が良くなり腹のはりもなくなる。
生理痛も楽になり、体質改善のため現在も服用中。
体質に合った漢方薬を服用する事がとても大切です。あきらめないで、ご相談下さい。
寒さが体に及ぼす影響
漢方薬局 さくら薬草店 (埼玉県川越市)
更新日: 2008/11/04 |