こんにちは。今回は少し養生のお話しです。
中医学では、食物の味に関わる性質によって、酸(すっぱい)、苦(にがい)、甘(あまい)、辛(からい)、鹹(カン) (塩からい)、の「五味」に分類しています。
酸は「肝」、苦は「心」、甘は「脾」、辛は「肺」、鹹(カン)は「腎」に対応し、それぞれの働きを良くしますl。
ですから臓腑が弱ってくると、それに対応した味のものを摂りたくなると言われています。
「肝」・・・すっぱいもの、主な食材として、酢 りんご ぶどう みかん レモン トマト すっぽん カキ肉エキス など
「心」・・・苦いもの、主な食材として、らっきょう、コーヒー、銀杏、小麦、ニガウリ、緑豆、緑茶など
「脾」・・・あまいもの、主な食材として、牛肉、ハモ、豚肉、うなぎ、牛乳、はちみつ、米、山芋、豆腐、大根、バナナなど
「肺」・・・からいもの、主な食材として、トウガラシ、にんにく、シナモン、こしょう、ネギ、ニラ、落花生など
「腎」・・・塩辛いもの、主な食材として、羊肉、エビ、アワビ、カキ、海藻類、みそ、ゴマなど
毎日の食事でバランスよく取りたいものですが、摂りすぎると逆に悪くするので注意が必要です。また体を温めるもの、冷やすもののバランスもあります。
次回には「五性」についてお話しします。
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更新日: 2019/01/18 |