引き続き、今回も肺移植がうまくいかない時の原因についてあげていきます
肺移植がうまくいかない原因
①卵子の異常
②子宮内膜機能不全
③子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症
④卵管因子(水腫)
⑤免疫異常、ホルモン異常
⑥精子の異常
が考えられており、今回は
⓸卵管因子(水腫)
をあげていきます
卵管水腫とは、卵管の閉塞・狭窄により卵管の中に液体がたまり、卵管が腫れている状態です。
胚移植をしてもなかなか着床しないのは、胚を子宮に戻したときに、水腫の液体が卵管から子宮内部に流れ出て胚を押し流してしまうためです。また、貯留した卵管液が胚に対して毒性があり、子宮内膜の環境を悪化させることが、考えられています。
症状は、排卵期から黄体期あたりに水っぽいおりもの(帯下)の増加があります。
卵管の一部が炎症を起こす原因の一つとしてクラミジア感染が考えられるため、クラミジア抗体検査で陽性の場合は注意が必要です。
治療は、
卵管采に切開をして卵管内の貯留液を排水させたり、
卵管自体を摘出、
卵管をクリップで留めて、子宮内への流入を防止、
水腫自体を針で刺して内用液を吸引する方法
をしています。
漢方では、痰湿と瘀血と捉えて、過剰な水分を減らしていったり、血液の流れを良くする治療を行います。