こんにちは、朝晩ようやく涼しくなってきましたね。
過ごしやすくなりますと、真夏に頑張ってこられ体の不調が出やすくなるかもしれません。
疲れがとれない、膝や腰がクーラーなどで冷えてしまい痛みがでてきた、とにかく調子が悪いなどなど、
思いあたることがありましたら、ご相談ください。
皆様の心と身体が少しでも健康に近づけますように。
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体の約60%を占めている水分(体液)。
中医学では、この体液を総称して「津液(しんえき)」とよんでいます。 この「津液」が、体の全体を潤して健康を維持する働きを担っています。 「津液」は食物からとった栄養分を、消化・吸収し、 余分なものを体外に排出する代謝の働きをする臓器である、 「腎・脾・肺」と密接な関係があり、新陳代謝に大きな影響を与えています。 そのなかで消化吸収を担っている「脾」は、湿度をとても嫌います。 これから湿度が高くなる、梅雨の季節は「脾」を傷めやすく、 「脾」の働きが衰えると、消化吸収機能が低下し、 食欲不振や、はきけ、下痢、むくみ、疲労感などの症状があらわれます。 室内の湿度を管理し、胃腸に負担のかかる、甘いものや冷たいものを避けて、注意を払うことが大切です。 もともと胃腸が弱い方や、消化吸収機能が落ちてしまった方には、 「脾」の働きを整え、水分代謝をたすける漢方薬がおすすめです。 胃腸の働きに気をつけて、梅雨の季節を乗り切りましょう! |
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更新日: 2013/05/29 |
中医学では、皮膚は内臓を映す鏡と言われ、
内蔵の衰弱や内臓間のバランスが崩れた時に皮膚に症状が現れると考えています。 皮膚は呼吸機能や体液代謝や免疫機能も司る「肺」の一部と考えられています。 また、肺は消火器系の「脾」とホルモンや代謝を司る「腎」と密接な関係があり、 アレルギー体質を改善するには、機能が低下している「肺・脾・腎」を養う必要があります。 機能の低下している内臓を養って体質改善する根本的な治療がとても大切です。 湿度が高い梅雨をむかえるこれからの季節は、 皮膚の症状を悪化させやすいので 湿度管理などをしっかりして、予防を心がけてください。 外出の際は紫外線対策もお忘れなく |
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更新日: 2013/05/21 |
「血(けつ)」とは、主に西洋医学で考える血液のこと。
血の主な働きは、体のあらゆる組織や細胞に栄養を運ぶこと。 また、体に潤いを与え、精神を安定させるという働きも担っています。 女性の体は月経、出産、授乳などを通じ、常に血と深く関わっています。 その分、血を消耗しやすく、冷えや乾燥、情緒不安定といったトラブルも起こりやすくなります。 血は、主に胃腸(脾胃)が消化吸収する栄養素を元に生み出されます。 体内の血を十分に養うためには、 まず胃腸(脾胃)を元気にしっかりと栄養をとることを心がけてください。 中国で昔から血を補うものとして、 「当帰とうき)」という生薬が「女性の宝」として、重宝されてきました。 漢方薬では当帰の組み合わせられた処方がよく使われます。 冷え、肌の乾燥、抜け毛、めまい、立ちくらみ、生理痛、生理不順、不眠、顔が青白い、 記憶力の低下、などの症状のある方は、血が不足していることが考えられます。 お気軽にご相談下さい。 食事や睡眠などの日頃の生活も気をつけながら、 女性にとって大切な血の元気をしっかり養いましょう[アップ矢印/] |
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更新日: 2013/04/19 |
中国医学では、ウイルスや花粉、気温の変化に対する、身体の防御する力を、「衛気(えき)」と呼び、この「衛気(えき)」が体表部や体内の粘膜バリアの役割を果たしています。
風邪をひきやすい、花粉症、アレルギー体質、皮膚や粘膜に炎症を起こしやすい・・・といった方には、「衛気(えき)」を補う漢方が強い味方となります その「衛気(えき)」を強化するのに用いられる代表的な生薬は、「黄耆(おうぎ)」です。 日頃から衛気不足の症状がある方は、「黄耆(おうぎ)」を組み合わせた漢方薬で、体質改善して、体表や粘膜のバリア機能を高めることをお勧めいたします |
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更新日: 2013/04/17 |