2025年花粉飛散傾向は、平年の2倍となっている地域もあり、過去10年で最も多いか、それに匹敵する飛散量になるのでは、という予想が出ています。 全国平均でも平年比1.65倍で、平年を上回る地域が多い見込みとなっています。
夏が、特別暑かったので、 スギの木が非常によく育ち、花粉の量が多くなったようです。
実際に、花粉は1月の前半から飛び始め、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなど、花粉症の症状が出始めている方も少なくないようです。
花粉症の症状が本格化する前に、漢方薬で早めに対応することで、症状の悪化を防ぎ、花粉症の不快な症状(鼻水、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみ等)を改善し、漢方薬で早めの予防をしていきましょう。
《おすすめ漢方薬》
●鼻水がたくさん出るタイプ…小青竜湯芎辛夷
●鼻づまりが強いタイプ…葛根湯加川辛夷
●慢性鼻炎の体質改善…荊芥連翹湯
●暑がりで、鼻づまり、目のかゆみ、肌のかゆみなどがあるタイプ…越婢加朮湯
★すこやか堂薬局では、一人一人の症状や体質を詳しくお伺いし、その方に一番良い漢方薬をお選びします。お気軽にご相談ください。
妊娠しやすい体作りと漢方薬
妊娠を希望してもなかなか妊娠しないカップルは10組に1組とも5組に1組とも言われています。日本は不妊治療件数世界一ですが、不妊治療をしても妊娠にいたる割合が低く、妊娠出産に結びついていないのです。 原因としては、結婚出産年齢が上がり、不規則な生活、偏った食事、運動不足、ストレス、などです。栄養面では、日本は先進国の中ではめずらしく、やせている女性の多い国。手軽に食事を済ます人が多いので炭水化物中心の食事に傾き、そのため、妊娠に必要な栄養素が不足しがち。日本人の運動については深刻で、運動どころか、座位時間の長さが世界20カ国中最長の1日420分。 これらが原因で、<冷え-寒><血の不足-血虚><血の巡り不足>が起こります。 対策としては漢方薬で<補温><補血><血流改善>を目指します。これらの事は、西洋医学では対策がなく、漢方薬で妊娠しやすい体質作りをおすすめいたします。 <女性> 当帰、芍薬、川芎、地黄、紅花などの、体を温め、補血、血流改善をめざす、生薬が入った、それぞれの体質に合った漢方処方を使います。代表的な処方としては、当帰芍薬散、温経湯、婦人宝、芎帰調血第一加減方、補中益気湯、などをその方の弱いところを補う処方使います。 <男性> 男性の場合は運動不足から血流が悪くなり、その結果<腎虚-腎の働きが悪くなり>が起こり精液の濃度低下と精子の運動率が問題になります。漢方薬は腎臓の働きを助ける補腎薬を使います。代表的な処方は八味丸、六味丸、牛車腎気丸などです。体力のない方には、免疫力を上げる補中益気湯などを使った方がいい方もいらっしゃいます。 どなたも、お一人お一人体質が違います。自分に合った漢方薬で妊娠しやすい体質作りをおすすめいたします。ぜひご相談ください。 |
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更新日: 2025/01/21 |