【アトピー性皮膚炎】や、【じんましん】などの皮膚病には漢方薬がいい
人間の身体には、外からの異物(抗原)であるウイルスや細菌などから、自らを守るための免疫システムが存在します。
血液中の白血球の中の、身体を守る戦士(抗体)が、身体の中をいつもパトロールしていて、異物であるウイルスを見つけると、攻撃して、排除します。これが、免疫システムです。
この免疫システムの反応を「抗原抗体反応」といいます。
抗原抗体反応が、必要以上に行き過ぎた状態を「アレルギー」といいます。
このように免疫とアレルギーの二つは、別の物ではありません。
アレルギーの場合は、異物(ウイルス・細菌・ハウスダスト)を排除するときに、力があまって、自らの身体を大きく傷つけてしまうことが、問題なのです。
アレルギーが、主役になる病気としては、花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支ぜんそく、じんましん、アトピー性皮膚炎などの皮膚病があります。
ここでは、アトピー性皮膚炎や、じんましんなどの皮膚病について、急性期と慢性期に分けて、漢方の観点より考察します。
I.急性期のアトピー性皮膚炎などの皮膚病とは。
急性期のじんましんや、アトピー性皮膚炎においては、皮膚に赤い発疹が見られます。
赤い発疹は、体内に熱がこもっていることを表しています。
赤い発疹は、たとえていうと、家の中が、火事になり燃え盛っている状態です。
そのため、早く、火を鎮めなければ、どんどんと広がってしまいます。
この火を消火するためには、髙木漢方では、漢方の熱を鎮める方法「涼血清熱法」により治療します。
●アトピー性皮膚炎について漢方理論に基づいた当店の考え方
漢方医薬学には、「血熱」という独特の考え方があります。
血熱とは、血の病的な状態のひとつであり、ほてりや発熱などの症状や、次のような症状も表われることがあります。
(1) 皮膚に赤い発疹ができる。
(2) 出血傾向があり、鼻血、血尿、痔出血、皮膚に赤いあざが出来やすい。
(3) 生理も早まり月経血が多く、色も鮮やか。
(4) 目の充血、口の乾き、便秘しやすい、赤いニキビや吹き出物ができやすい。
これらの症状(血熱)は、感染症の他に、アトピー性皮膚炎、急性湿疹、じんましんなどのアレルギー疾患のときによく見られます。
IgE抗体や、T細胞などの抗体の活性化により、身体に、過剰な免疫反応が起こり、ヒスタミンなどの化学伝達物質を放出します。
これにより、血管が拡張し、血管の透過性が高まり、血液の成分が、血管の外にあふれ出たり、出血したりします。
また、皮膚が熱をもち、赤い発疹が出たりします。
激しいカユミ又は、皮膚がこぼれ落ち又は、赤くはれて痛みを伴うことも多々ございます。
これらの過剰な免疫反応を抑えるには、涼血して、清熱する髙木漢方の漢方薬がとても良く効きます。
II.慢性期のじんましんなどの皮膚病とは。
皮膚病においては、赤い発疹の見られる急性期のものばかりでなく、慢性期にみられる虚証タイプのものもよく見られます。
慢性じんましんが、その代表格です。
じんましんは、皮膚に発疹が出来て、強いカユミを伴う皮膚病です。
赤い発疹のある急性期を除き、発疹の色が白っぽく、寒冷の刺激によって繰り返し発生する「慢性じんましん」は、体表の正気の不足によって、引き起こされることが一般的です。
免疫力である正気の不足が根本にある、慢性じんましんは、「気の不足」、「気血の不足」、「衛気の低下」など多くのタイプございます。
これらの慢性じんましんには、髙木漢方では、免疫力を調節して、補気法、補血法、補衛気法などにより治療します。
●じんましんについて漢方理論に基づいた当店の考え方
じんましんを引き起こす原因になった邪気を取り除く必要があります。そのために、身体を少し温める発表法を行います。
但し、邪気を外に追い出しても、体表部が弱いままなら、また、簡単に邪気の侵入を許してしまいます。
邪気の侵入を阻止するために、当店の漢方薬によって、十分に、体表のバリア機能を強化します。
本来、身体のバリア機能が十分なら、皮膚や粘膜を、ハウスダストやバイ菌などのアレルゲンから、守ることが出来ます。
また、なかなか改善しない慢性じんましんの方は、漢方でいう「血虚」のタイプの方も多くいらっしゃいます。
血虚の方には、めまいや、動悸がでやすいといった特徴がございます。
血虚の体質を改善しないと、皮膚が弱いままで、慢性じんましんなどの皮膚病は治りません。そこで当店では、「補気補血法」により体質を改善します。
これらの慢性じんましんなどの皮膚病には、髙木漢方の漢方薬がとてもよく効きます。
◎髙木漢方によるアトピー性皮膚炎の例
18歳、 女子高校生
半年前くらいから、アトピー性皮膚炎になったと、母親と一緒にご来店になった。
中肉中背、首筋や背中が、カサカサして、カユミがひどくある。唇が乾燥する。生理痛は無い。
病院から、軟膏をもらって、ぬっているが、治らないとのこと。軟膏の中身は分からない。
皮膚は、乾燥気味で、赤いところはない。便秘はないが、生理前は、軟便ぎみになる。
スパゲッティとピザと揚げ物とケーキが好きで、和食はあまり食べない。
アルバイトが忙しくて、イライラすると、カユミも酷くなる。
漢方的には、気虚と血虚と肝熱と腎虚が、あったので、それらを改善する漢方薬を2週間、お飲みいただいた。
2週間後、ご来店になり、一度、カユミが酷くなったが、今は落ち着いていて、皮膚が、少し潤ってきたとのこと。
涼血清熱薬を変更して、さらに3ヵ月ほど、続けて、御飲みになって、「カユミも無くなり、とてもきれいな肌になった」と喜ばれた。
◎髙木漢方による慢性のじんましんの例
28歳 会社員 男性
子供の頃に、じんましんになったが、一度きりで、その後は、一年前から、じんましんが、出るようになった。
ときどき、体中に、ぽつぽつと赤くなっては、消えていたが、三ヶ月前より、毎日、地図状のじんましんも、出るようになって、
カユミが酷いとのこと。
三ヶ月前から、病院から、レスタミン(抗ヒスタミン剤)のぬり薬と飲み薬をもらっているが、治らないとのこと。
漢方的には、衛気虚と腎虚と湿熱があったので、それらを改善する漢方薬を3週間、お飲みいただいた。
2週間目から、肌のじんましんが、小さくなり、出なくなってきたが、ところどこカユイとのこと。
3週間御飲みになって、少しよいので、続けたいとのこと。
さらに、4ヵ月ほど続けたところ、「じんましんは、まったく出なくなった。カユミもなくなった。」と喜ばれた。
●アトピー性皮膚炎や、じんましんなどの皮膚病の漢方相談
髙木漢方では、アトピー性皮膚炎や、じんましんの漢方薬療法を得意としております。
当店では、漢方薬によって、低下した身体の調節機能に働きかけながら、免疫力を上げて、本来、備わっている自然治癒力を呼び覚まして、身体の根本から、アトピー性皮膚炎や、じんましんや、ニキビや、尋常性乾癬や、掌蹠膿疱症などの皮膚病の体質を改善して治していきます。
髙木漢方では、お悩みのご不快な症状をお聞きした上で、皮膚の色や状態(望診)、舌の色(舌診)などを拝見させていただき、漢方の豊富な経験と知識に基づいて、病気を治すための漢方薬をご提案させていただきます。
髙木漢方の漢方薬は、お手軽に簡単に水で飲める、錠剤や丸剤や顆粒などもご用意致しております。
ご相談&カウンセリングは無料です。
髙木漢方(たかぎかんぽう)まで、お気軽にお越しくださいませ。
子宝相談と皮膚病相談と漢方カウンセリングのできるお店
髙木漢方 (たかぎかんぽう) 創業慶応二年 横浜の漢方健康病気相談専門店
住所 神奈川県横浜市中区石川町5丁目185番地6
(石川町5丁目バス停前)
ご相談電話&お問い合わせ電話 045-681-5888
お気軽にお問い合わせください。
営業時間 11:00~18:00
定休日 金
【当店への行き方】
① JR 根岸線 石川町駅 元町口 ( 南口 ) より徒歩6分。
元町とは正反対の方向 に、首都高速の高架下の中村川を右に見ながら、 そって進んで、亀の橋を渡らずに真っ直ぐに歩いて、車橋 ( くるまばし ) 南交差点の角 ( 石川町5丁目 ) に当店はございます。
(石川町駅南口改札前のタクシー利用で 2分です。)
② 横浜市営地下鉄 伊勢佐木長者町駅より徒歩8分。
改札前のエレベーターで地上に出て、伊勢佐木町とは反対方向の打越の坂道 ( 山元町、根岸森林公園方面 ) に向かって歩いて車橋のたもとに当店はございます。
③ 伊勢佐木長者町駅前のバス停から、市営バス 103 根岸台ゆきに乗って、二番目の 「石川町5丁目」 で下車スグ。
駅改札前のエレベーターで地上に出て、目の前のバス停より「103 根岸台、103根岸駅」( 横浜駅東口発 ) に乗って、2番目の「石川町5丁目」 のバス停にて降車してください。
石川町5丁目のバス停の前に当店はございます。