酒さ様皮膚炎に漢方薬
寺町漢方薬局 (広島県広島市)
1年前から、顔面をはじめとして、体幹・腕に紅斑ができてきた。皮膚科受診にて、ステ ロイド薬による治療を開始する。当然一時てきには皮膚面の改善をみる。しかし、止め て数日後には患部の炎症・紅斑をぶり返えしてきた。知人に当薬局のことを教えてもら うが、しばらく、同じ皮膚科で治療を続けてきた。やはり上記のように、ステロイドを 使うと一時改善、塗ると治まるを繰り返すうちに、患部が盛り上がり、一部の皮膚は 伸縮性を失い、亀裂がでて痛むようになった。 当薬局の事を思い出し、知人に伴われて来局する。 患部は上半身全部で、数センチから5センチ大の皮膚が炎症・紅斑をおこしている。 初め、消風散や十味敗毒湯などの定番の漢方皮膚薬を使うも、全く効果がでない。 患部表面のざらつきから、皮膚炎(角質・表皮)とみて、清熱薬の皮炎湯に黄連解毒湯 を加えて、煎じ薬で試すと、2週間で皮膚面の紅斑は薄くなってきた。 途中から、漢方薬を荊芥連翹湯と補中益気湯に変えて連続して服用し、3ヶ月ほどで ほぼ正常になった。 |
ツイート |
更新日: 2023/01/17 |
Comments