ステロイド使用による酒さ様皮膚炎が漢方薬で
寺町漢方薬局 (広島県広島市)
長身・やせ型の中年女性 2年前に顔面のかゆみが始まり、抗ヒスタミン薬の内服や外用薬を買っておさめてい た。ちょうど1年前から皮膚科で、ステロイドの軟膏をもらい、一時てきには良くなって いたが、塗り続けるうちに、顔の紅斑が始まる。最近では皮下毛細血管まで浮き出る ようになってきた。 両頬といわず、鼻まで紅斑がすすんでいる。花粉症の履歴がある。 ステロイドによる典型的な酒さ様皮膚炎で、ほてりも強い感じがある。 これに皮膚炎の熱毒上擾証に使う皮炎湯(ひえんとう)を煎じ薬にして服用する。 2週間後には顔面の紅斑部分特に、額の落屑が始まる。4週間で、顔全体 の皮疹部分の落屑がでて、一部は正常な皮膚がみえるようになった。 2ヶ月ほどで、顔全体の皮疹はなくなった。 強力なステロイド外用は気をつけましょう |
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更新日: 2024/05/29 |
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