60歳の主婦。
半年まえの夏に、両眼瞼周囲の紅潮した皮膚炎ができた。すぐ皮膚科で
ステロイド外用による治療をしたが、炎症は一時治まるが、軟膏を塗った
部分が、苔癬化状態(皮膚の肥厚)になり。心配になりらい局。
まずはモクタール軟膏を薦め、1週間塗ってもらうが効果がない。
そこで、 コタローの梔子柏皮湯エキスを内服で、
タイツ軟膏を外用で使ってもらう。
10日もしないうちに改善し、痕跡を残すだけになる。
眼瞼の皮膚炎症には梔子柏皮湯が効果があります。
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幼児のころから、軽いアトピーのあった男の中学生
1年前から、顔面の皮疹が悪化して、健康食品や漢方の散薬を試していたが、うまくいかずに いたところ、知人に紹介されらい局する。 顔面、特に額部と眼瞼、頬部が紅潮し、乾燥、落屑、掻破痕などの典型的なアトピー症状 内服薬は皮炎湯合四逆散の煎じ薬を。外用は昼間は2%のモクタール軟膏を、夜間はタイツ軟膏を塗ることに。 3週間後、ゴマ油にアレルギーがあるようなので、塗布を止めてもらう。またそれほど 顔面の状態に変化がみえない。 内服薬は皮炎湯合黄連解毒湯に変更して、外用薬は20%のモクタール軟膏とマスマリンリキッドに変更する。 4週間後には、顔面の皮疹はほとんどなく、わずかに落屑がみれるだけになる。 場合によっては、非常に早い段階から効果がでることがあります。 また、ときには植物油(ナタネ。大豆)にアレルギーがあるかたや、ワセリンなどの鉱物系にアレルギーのあるかたもあり、外用薬を使う場合に注意が必要です。 |
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更新日: 2011/03/04 |
漢方エキスより煎じ薬・・2
寺町漢方薬局 (広島県広島市)
数年前より
頭痛・肩こりで漢方薬を服用していただいている65歳の会社所長。 左上肢の鈍痛としびれ、整形外科では頚椎狭窄との診断。 以前からの持薬の抑肝散に加え。上半身の痛みに使う 桂枝加苓朮附湯をエキス剤で併用してもらうことに。 2週間後の状態では変化がなかったので、煎じ薬へ変更してもらう すると、次の2週間服用で、痺れはなくなり、腕の鈍痛も半減した。 まだ、服用中ながら、エキス剤と煎じ薬の効果の違いを 感じます。エキス剤で効果のない場合は煎じ薬への変更 も考慮に入れることが大事です。 |
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更新日: 2011/02/26 |
アトピー?ベーチェト病?湿疹?
寺町漢方薬局 (広島県広島市)
28歳の公務員の女性。
2年前の顔面の炎症にて皮膚科受診、湿疹との診断にて治療を 断続的に治療をしていたところ、去年夏にすり傷状に皮疹が悪化 抗生物質の軟膏にて、逆に悪化する。 ステロイドに変え、炎症が落ち着くが、ヘルペスができ抗ウイルス 軟膏をも使い出す。 ステロイドが止められない状態になり、不安になり知人の紹介にて らい局する。 患部は顔面頬部が対称状態で紅潮した皮疹とうっ血がある。 両腕に極軽度の皮疹がある。アトピーにも思えるが? 一見、膠原病の疑いあるも、漢方薬は病名治療ではないので、 しばらく漢方薬で様子をみて、親しいドクターに検査をしてもらい ことにした。 →後日膠原病ではなかった。 はじめは、温清飲内服と、タイツ軟膏や保湿クリームで様子をみてもらう あまり、効果のでる感じがないので、次回らい局時には 皮炎湯加減にして、さらに煎じ薬にて服用する。外用は以前のまま すると、2週間で、頬部の紅潮は半減してきた、腕の皮疹は消失 その後4週間でほど、顔面頬部の赤味もなくなる。 病名が定かでなかったが、皮膚面の状態で漢方薬を使い、良くなった 例です。 |
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更新日: 2011/02/19 |
38歳の会社員。
10年まえ、キャンプで虫に刺されて、すぐ治療をしなかったためか、痒疹になり 半年ほど、皮膚科で治療をしたことがある。 今回、1年前の夏に、蚊にさされてから、痒疹ができて、徐々にに悪化して、 結節状になって、以後皮膚科にてステロイド治療を続けるも、いっこうに改善 をしない。 全身に痒疹があるが、特に下肢に、数が多い。 大きいものは、大豆大の半球の丘疹が多数みられる。一部の丘疹は疣状 に角質が増殖して、ざらざらしている。 長期の病気経過と、患部(疣状)状態により、お血と考え。 大黄しゃ虫丸加減を煎じ薬で服用し始める。 4週間後には、下肢の丘疹の大きさがちいさくなってきた。 3ヶ月服用で、患部は丘疹はなくなり、黒っぽい瘢痕を残すだけになる。 |
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更新日: 2011/02/14 |
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