暑い夏も終わり、涼しく過ごしやすい秋には、夏に弱った胃腸も徐々に回復し、食欲も戻ってきます。
それに加えて、秋は美味しい旬な食べ物が多いため、食欲がそそられます。
また、食べ物の少ない冬に備えて、体の蓄えを増やしておこうとする動物の本能が残っています。
これらの理由により、秋は食欲が増すと言われています。
ここできになるのが、体重増加ですね。
漢方でダイエットに使われる有名なものに、防風通聖散、大柴胡湯、防已黄耆湯、そして、扁鵲があります。
簡単に説明すると、
防風通聖散は、食べてもすぐ空腹になり、いくらでも食べてしまうような人
大柴胡湯は、ストレスが多い人
防已黄耆湯は、食べてないのに太る、水分代謝が悪い人
扁鵲は、もともと水分代謝が悪い人向けに使われていた九味半夏湯から利水作用のある生薬をちょっと減らし、血液循環を良くし、大便から余分なものを出させる生薬をちょっと加えたことで、水太り、脂肪太り、両方ともに対応できるようになっています。現代人向けらしいです。
ただ、勘違いしないでほしいのは、漢方薬だけを1~2週間飲んだだけで痩せるとは思わないでいただきたい。
痩せようと思うなら、生活習慣を改めることに重きを置いてほしいです。
その上で漢方薬を飲むと効果が上がると思います。