今日はみどりの日ですね。
で、明日はこどもの日。
こどもの日は、男女の性別に関係なく、こどもの健康や成長を願うとともに母親に感謝する日です。
えっ?感謝するのは母親だけ?父親には感謝しないの?って思いますが、昔の人にはそれなりの考えがあったんでしょうね。
鯉のぼりを飾るのは、昔、中国の黄河にある龍門という流れの激しい滝を鯉が登り切ったら龍になれると言われたことからきており、立身出世を願う意味合いがあります。
また、鯉は生命力の強い魚であるため、どのような環境でも健康でたくましく育つことを願う意味もあります。
漢方では、こどもの成長に関係するのは腎です。
腎は親からもらった生命エネルギーを蓄えており、その力が十分でないと成長発育が遅れたりします。
腎は高齢になるほど衰えてくるため、高齢出産では胎児に十分なエネルギーを与えることができないため、腎が弱い、つまり生命エネルギーが少ないこどもが生まれやすくなります。
発育が遅いこどもには、漢方では腎を補う漢方薬を使って腎を強化します。
腎には生まれ持ったエネルギーだけ蓄えているわけではありません。
生まれてからは飲食を通じて得られるエネルギーの一部が腎に送られ、絶えずエネルギーの補充をしてます。
ですから、胃腸が弱い人は消化吸収が悪く、飲食物を効率よくエネルギーに変換できないだけでなく、どんなに良い薬も消化吸収できないため、意味がなくなります。
健康でいるためには胃腸は最も大切だと言えるのではないでしょうか。