先日、某メーカーの漢方薬はジェネリックだと某ドラッグストアの人に言われたという話がありました。
結論から言うと、漢方薬はジェネリックではありません。
そもそもジェネリックとは何なのか?
ジェネリックは後発医薬品とも言われています。
新薬である先発医薬品の特許が切れた後に、先発医薬品と成分や規格等が同一であるとして、一部臨床試験などを省略して承認される医薬品がジェネリックです。
これに対して漢方薬は何千年も前から作られたもので、その方剤の処方を記した古典を基に、各製薬メーカーが独自に製剤化したものです。
このため、漢方薬は新薬のような特許というものはないため、先発医薬品でもなく、先発医薬品がないのだから、当然、後発医薬品、つまりジェネリックでもないのです。
疑いを持っている人を説得するのは容易ではないので、ジェネリックかどうか調べるサイトで、メーカーと漢方薬名を検索して確認して安心して頂くのが手っ取り早いのかなと思います。