不正出血というのは、生理以外の時に性器から出血することを言いますが、見た目は生理と区別がつきません
生理以外の時に出血することを不正出血というのだから、日頃から基礎体温をつけるようにして、生理か不正出血か見分けるようにしたほうが良いです
不正出血に対応する漢方薬はもちろんあります
ただし、不正出血ならこれ!というのではなく、出血の状態、体全体を診て選ぶことになります
出血だけに着目すると、出血の勢いも強く、量も多い場合、血に熱がこもって血の勢いが強いと考え、血の熱を冷ます漢方薬を使います
このタイプは出血量は多くても貧血にはならず、出血することで体がスッキリ傾向にあります
逆にポタポタと少量の出血がダラダラと続く場合、漏れ出るのを防ぐ作用のある気が不足しているために漏れ出ていると考え、気を補う漢方薬を選びます
このタイプは出血することで疲労感が増し、脱力感が出てくる傾向にあります
量が多かったり、少なかったり、いつまでも出血したり、出血したかと思ったら止まった、かと思ったらまた出血など、量も出方も決まってない場合、血が滞って流れが悪くなることで行き場を失い溢れ出た結果、出血となって現れていると考え、血の滞りを取り除いてあげる漢方薬を選びます