
今回は、産後の養生についてご紹介します。
漢方で考える「産後の女性」|髪が抜ける、眠れない、イライラ、腰痛...
産後の女性は「血虚」状態です。
血虚とは、身体に必要な栄養が不足しているという意味です。
出血を伴って出産をし、さらに授乳で赤ちゃんにどんどん栄養を吸収されます。
そのため、産後不調の原因のベースに「血虚」があります。
漢方治療では、当帰


1)脱毛、白髪
産後3か月くらいに、一時的に髪の毛が大量に抜ける時期があります。
また、産前にはなかったはずの白髪が急に増えることがあります。
中医学では「髪は血の余り」という有名な言葉がありますが、
漢方では、血を補う補血、腎精を補う補腎効果のある漢方薬が有効なことが多いです。
▼おやつにもぴったり!血を補う「なつめ」100g 864円(税込)


2)不眠、寝不足
赤ちゃんが生まれると、ただでさえ血不足でフラフラ、眠いのに、赤ちゃんが泣くたびに授乳や抱っこをする毎日。
常に緊張感と隣り合わせなので、自分のペースで寝ることができない状態が続いて、慢性的な不眠になります。
漢方では、体力を補ったり、自律神経の乱れを整えたり、入眠効果のある成分など症状に合わせて生薬・漢方薬を選びます。
関連記事>>【不眠症の漢方薬】漢方で睡眠薬が止められた3症例

3)イライラ、うつ
産後は、生活、ホルモン、体調の大変化が一度に訪れるので、自律神経が乱れてしまい、イライラやうつ症状が出やすくなります。
特に、今まで人に頼らず頑張ってきた女性が、産後はなかなか思うようにいかず症状が出やすいといわれています。
「イライラ」「うつ」症状は、決して自分のせいではなく、体のバランスが乱れることが原因なので、安心してください。
漢方でバランスを戻すお手伝いをします。
また、つらい時だけのレスキュー的に飲む方法もあります。
▼イライラを静めてくれる甘くておいしい「一杯爽快茶」 6パック入り1,728円(税込)


4)腱鞘炎、腰痛、膝痛
血虚による栄養不足、ホルモンバランスの変化により、炎症をおこしやすくなり、あちこちに痛みが発生します。
産後動かないことで筋力が落ちてしまうことも原因の1つです。
ちなみに私も産後、無理をして腱鞘炎で両手が使えなくなり、抱っこが苦痛で、体力的にも精神的にも追い込まれていました。(養生をしていれば・・)
漢方治療では、気血をめぐらせ、補血をして痛んだところの回復力を上げる漢方を選びます。
▼気血をめぐらす入浴パック「陽(ひだまり)」 1個500円(税込)


最後に
これ以外にも、産後の不調は人それぞれ、たくさんあります。
「なんでこうなんだろう・・」だいたい産後が原因です。
産後、一番大切なのは、「人に頼ること」だと思います。
パートナー、親、兄弟、自治体のサービスなど頼れるものは何でも利用しちゃいましょう!
富士堂漢方薬局としても、より幸せな産後を送っていただくために、身体面からも精神面からもサポートしていきますので、是非お気軽にご相談ください!(お忙しい場合は気軽にできるLINE相談がオススメです)
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