引きこもり、不登校、過食症、拒食症、強迫性障害など
何かしらの問題行動をもつ子供に対して親が向き合う場合、

父親の出番は基本的にありません。
父親の役割は、あくまでも母親のサポートです


最前線で頑張っている母親の良き理解者として母親を支えるのが父親の仕事です。
父親は本人とあまり関わらない方が良く、
本人から何かしらアクションがあって求められた時のみ答えるのが良いのです。
両親が「母親化」してはいけません。

また、自分で考え自分で行動する事が大事なので、良かれと思って親が先回りしてはいけません。
実害がなければ、失敗してOK。
失敗して経験して成長していくものなのです。


要求には、
エスカレートするといけないケースもあるのでバランス良く対応する必要があります


実害(経済的・肉体的・精神的)や何の解決にもならない要求には断って良いのですが
言い方が大事です。やんわり断って、頭ごなしに否定しないでください。

 例)過食症の子=自分で作った食事を「食べてみて」→「今日だけ」などと条件をつけてOKする。
要求が続くなら、やんわり「お母さんが食べてもあなたの病気は治らないでしょう。
だから、受け入れられない」 というようにもっていきます。

否定せず、親の考えを先に言わず、「せやなあ、ほんまやなあ」を先に言って同調し、
必要に応じて親の考えとしては「○○と違うやろか?」と否定できる含みを残して伝える。
それが大事です。

つづく

           

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先日のTVで、漢方薬や鍼灸のこと、ガンのことを特集で放送していましたね。
多くの人が、「見ました」と。
マスコミの力と多くの人の関心の高さに驚かされます。
私も少しだけ見る事ができました。
その中で、
ガンについて解説しておられた先生の話に、
「これは取り上げて、補足しておかないと!」って思う事があります。

それは、
「ガン家系」と良く言われるけれど、
遺伝的に明らかにガンになってしまったというのは全体の5%に過ぎない。という話。
それはそれで正しいのですが、
ガン家系と言われる人たちの問題は、その生活様式や性格、趣味嗜好に問題があります

例えば、
幼いころより、味付けが濃く、お肉中心の食事で、
野菜をほとんど食べない食卓の家で育ったらどうなるでしょう。

親が、出無精でスポーツ音痴で、その影響を受けて、
本人も運動不足が子供のころより続いていたらどうなるでしょう。

心配症、頼まれたら断れない性格で無理してしまう、
そんなストレスをためやすい性格を親から譲り受けた人はどうでしょう。

親が愛煙家だったらどうでしょう。などなど。。。。
遺伝的な素因もあれば後天的要因を決定するのに、家族や親が深く関わっているのです。

ですので、全くの遺伝で、本人が努力しても防ぎきれないものは数%として、
残りは、「ガン家系」であっても自分の努力で何とかなるものであり
防ぐことができるものであるにもかかわらず、子供の頃よりの習慣や性格が邪魔してしまうのです。
これが、「ガン家系」の正体です。

それと、毎日、ガン細胞なんて いっぱいできていて、
せっせと体のシステムで壊しているというような話もあったと思いますが、
これはその通り。
なので、日々の生活が大切なのです。
特に、ストレスNG 運動不足NG そして、色の濃い野菜をしっかり!

色の濃い野菜には、細胞の活性化というか、細胞を傷める活性酸素の除去作用があります。
また、それだけでは心もとないという人のために
免疫強化の機能性食品があります。それらを服用するのも有効な手段の一つと考えます。

それと、漢方薬は、どの漢方薬も、大なり小なり、活性酸素除去作用があります。
平素の健康に、予防に、漢方薬というのは、「未病を治す」という東洋医学の考えにも合致します。
「平素の漢方」を服用される事をお勧めします。

 

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不眠に漢方でどう対応するかと言うと、
いわゆる睡眠剤みたいなものはありません。

漢方薬の場合、合成薬品の入眠剤のように、
寝る前に頓服的に飲むというタイプではなく、
体質に応じて服用していただき自然な眠りに導くという感じです。

例えば、
ストレスやイライラして眠れないという人には
「気」の巡りをよくしたり「気」を鎮める漢方
を使います。
冷えて眠れないという人には「温める」漢方を、
ほてって眠れないという人には「ほてりを冷ます」漢方を、
「眠れない」ことに不安な人には「不安を取り除く」漢方を、
「凝って」眠れないという人には「凝り」をほぐす漢方を

というように体質を考えながら他にある症状等をヒントに処方決定します。
うまくいけば眠れるようになるだけでなくその他の症状も改善していきます。

それでも、「何か、頓服的なモノを!」と言う方には、
平素は、上記のような考えで漢方薬を服用していただき、
敬震丹」を「頓服」として服用するというスタイルをお勧めします。

 

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突然襲われる顔面神経麻痺。
程度によって、簡単に治ったり長引いたり。

経験から言えば、
軽症の場合、針治療だけで、2~3回、約2~3週間で治った例もあります。
しかし、これはホントに軽いケースで、大抵は半年から一年くらいみておかないと。
それでも、ほぼ治ります

漢方では、「大三五七散(だいさんごしちさん)」という処方が良く効きます。
附子(ぶし、トリカブトの根)を服用できる「証」の人でないといけませんが、
これはいいです。

針では、急性期は通常週に2回程度、回復してきたら、
徐々に間隔を開けていきます。
針治療に対する反応はいいです。
針をしたら しばらく楽ですがまた戻ってしまいます」
という証言が多いですが、
その「戻り方」が少しずつ変わって来るのを実感できるようです。

顔面神経麻痺の治療の選択としては、経験上、針も漢方もかなり有効と考えています。

 

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