夏季休暇のお知らせ

   8/13(水)~8/17(日)

    夏季休暇といたします。
    あしからずご了承ください。

         福田漢方すこやか相談所


気をつけてください!圧迫骨折!
最近、ちょっとした事で起こる圧迫骨折の方が増えています。
骨が弱っていると、くしゃみしただけでも骨折します。

そして、圧迫骨折すると、骨が治るのに半年くらいかかります。
骨が治ると体を動かすと「痛い」というのは収まるのですが、
長時間座っていたり台所仕事をしていると腰が痛くなってきます。
背中の筋力が弱っているので、筋肉が疲れやすくなっているのです
重だるく感じる痛みで横になると楽になるのですが結構つらいものです。
お腹の筋肉も背中の筋肉も弱っているせいで、骨の問題だけでなく、
背中が曲がってきて、背が低くなります。
これは、重だるい痛みとともに、精神的苦痛も伴います。

こういう時は、
① 硬くなった筋肉をほぐすために、針治療や漢方薬を用います。

② 細く弱くなった筋肉を太く強くするために鍛えないといけません。
  無理せず できる範囲でリハビリトレーニングをします。

③ こけないように、バランスのトレーニングもします


こうして一年以上かけて治していきます
継続は難しいですが、再発予防にもつながりますし、
何よりも快適な生活を取り戻すためには、強い意思で頑張っていただきたいと思います。

 

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半年ほど前に、全速力で走って膝関節を痛めた人。
病院で水を二回ほど抜いてもらった。
今は水が溜まってないが、動かすとまた痛みが出そうで怖くて歩けない。
家事もままならず、ましてや外出して買い物など恐怖。
整形での治療に限界を感じて来院された。

診ると、膝に水は溜まっていない。
筋肉が硬くなってはいるけど どこかにすごい炎症が起こっているわけでない。
それよりも恐怖心で心の硬さが筋肉の硬さにつながっているように思えた。

そこで、治療は、心と筋肉をほぐす事に主眼を置いて、
漢方は気の巡りをよくし、水分代謝も良くし、血流も改善するという処方を考えた。
気>水分>血 のバランスで考え、「大丈夫です。○○くらいなら歩いて行けます」と
徐々に自信をつけるべく、太鼓判を押してあげた。

すると、ロックが解除されたかのように、少しづつ歩ける距離が延びていき、
でも、「足がだるい」「腫れる、むくむ」「恐い」という訴えを繰り返しつつ、
「○○まで歩いて行けました」
「階段の上りはできるようになりました」
「階段の下りもできるようになりました」・・・・・・と。

昔、「医師話術」という本を読んだ事を思い出した。
何気ない言葉も含めて、
その方がどうとらえるかを常にアンテナを張って声かけをする事が如何に大事か。

自分も勉強になった症例でした。

   

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股関節の痛みを訴える人は非常に多いです。特に女性。

先天性股関節脱臼の有無を尋ねても、
親から何も聞かされていない場合も多いし、
棘果長を計測したら左右差はあるものの、これが症状にどこまで影響しているかはわからない。

股関節の動きをチェックしても、いつ頃からこのレベルかもわからないし、
本人も、痛みが出だした時期との関連がわからない事が多いものです

また、レントゲンやMRI所見では、いずれ股関節の手術をしないといけないと言われても
人工関節の寿命(20年くらい)を考えると
まだ60歳代以下の人では できるだけ粘って引き延ばしたい。

一方、痛みの原因はと言うと、A医師は腰からといい、B医師は股関節からといい・・・・・。
見解が分かれてよくわからない。

どちらにしても、病院では、鎮痛剤と痛みを止めて炎症を鎮める点滴、湿布・・・・・。
と、見解が違ってもやる事は同じ。
だから、医師にすれば、内臓腫瘍などから来ているものでなければ、
腰からでも股関節からでも、そんな事はどうでもいい話になってしまう。

そんな人には、針を使ったトリガーポイント療法がうまくいくことがあります。

震源地と痛む場所が違うという関連痛の概念で、アプローチしていき丁寧に探すと、
鋭敏なポイントを見つける事ができて、そこに針をすると見事に痛みが引いていく事があります。
これを試してみる価値はあります。

それと、併用して漢方薬をお勧めする事もあります。
TVで、芍薬甘草湯が急性の腰痛に良いと紹介されていたようですが、
もうひとひねりして、その方の体質に合わせて処方を考えると、
針治療と相乗効果を生む事もしばしば体験します。

悩んでおられる方はご連絡ください。

   

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